【本】『手塚治虫のマンガの描き方』手塚治虫

Q「漫画というものの本質をズバリ一言でいうと、なんでしょう。」
A「風刺ですよ。」

あとがきのQ&Aの最後のひとことが興味深い。
ぶっちゃけ本文は、漫画の描き方として基本的な一般論で、本音にまで到達していない。
あとがきで、ようやっと本音を知ることができるといったような感じ。

漫画も映画も、人間の内面や現実を象徴的に表現(一般論化)することだと思う。
その表現の目的(本質)を手塚氏は「風刺」と捉えている……つまり漫画を描く行為を個人的でなく社会的に捉えているということか。
僕の世代で、ポジティブな意味で「風刺」という言葉を、漫画を表現するときに出てきた
試しがない。
戦争を体験した世代だから? 
手塚氏の個人的なパーソナリティの問題? 

気になったので、しばらく「風刺」という言葉で漫画を考えてみることにする。

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