【映画】『GODZILLA ゴジラ』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

映画館がほぼ満員、異様な雰囲気。

物語は富士山の麓にある原子力発電所の事故から始まる。
ドライアイスそっくりな放射能が隔離扉に迫ってくるシーンに受ける。放射能って見えないよ!

一転、原発の放射能漏れで隔離された都市。
東北大震災から膨らませたイメージだろうか。
街に植物が繁茂して動物が走り回っている様を見て、
「大丈夫だ」
と防護服のマスクを外す主人公たち。
地面で蠢く巨大ゴキブリが熱帯地方に住んでそうな形のやつなんですが……本当に大丈夫?

ゴジラが登場、あの独特の金属音で咆哮するシーンにしびれる。

街の破壊シーンが格好いい。
日本の描写が東北大震災をイメージしているなら、アメリカは911?
天災のように宣戦布告がなくルールもない容赦無い攻撃にさらされる一般市民。スクリーンのこちら側(観客にとって)はお祭り騒ぎ、震災のときの恐怖と混じった非日常の後ろめたいワクワク感を思い出す。

ラストの攻防は床をドタバタ踏みしめ叫びそうになるぐらい興奮。

エンドロール後、観客席から拍手が起こった。
今まで観たゴジラ映画の中で僕はこれが一番好きかもしれない。グダグダなところも含めて愛らしい。
次回作は是非『パシフィック・リム対ゴジラ』で観てみたい。