【本】★『みずは無間』六冬和生

みずははあくまでも象徴としての存在で、直接物語に絡んでくるわけではないのな。

何が起こるかわからないこういう物語だから、意識や記憶という概念は、現実のみずはと何処かでつながっていて、何らかのSF的トリックでみずははずっと生き続けていて、最後は主人公と彼女が再会する、みたいなハッピーエンドを想像していた。
ところがこういう物語にも関わらず、最終的なこの小説のリアリティラインは意外と高かった。自分が思っていたよりはるかにシビアな結末になってしまい、ちょっと不思議。
好きな部分、そうじゃない部分も含め、実にオリジナルな小説。
実はこうなんじゃないのか? いやこうくるのか……と展開を読んだりや裏を邪推したり、刺激的で、知的な遊びを楽しむことができた。

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