【本】★『何者』朝井リョウ

自分はTwitterに関してあまり積極的でないし、周囲の人々が別アカウント作ってまでつぶやいていることに違和感を持っている。
アカウントを作ることによって自分とは違う何者かになりたい、という気持ちはわからなくもないのだが……そこまでしてコミュニケーションとりたい相手がいない。友達を渇望していない。

気持ちがわかる、わからない、がグルグル回っている。

ラスト周辺、創作者として自分に跳ね返ってくる言葉が多い。
何かしようとしている人を揶揄するのはよくない、というのも原則としてはわかるのだが、そうなってくると何も言えなくなるわけで……言うのなら創作者として跳ね返ってくることを覚悟して正々堂々と言え、ということか。小林よしのり氏みたいに。