【本】『夜よさよなら』手塚治虫

七〇年前後から八〇年代にかけて描かれた短篇がとりとめなく集められている。

表題作『夜よさよなら』、少年とテレパシーで話せるサボテンとの交流。
サボテンに対して主人公が努力していない。一方的に搾取する関係。もう少しサボテンに対して主人公が主体的に動けなかったのか。
そしてサボテンがそこまで主人公に一途になる理由がわからない。
異郷の地で孤独と戦う主人公が見た、どんなことがあっても絶対的に自分を愛してくれるものの象徴としてサボテン、ということならいっそうサボテンの顛末は救いがない……

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です