【本】『地球大戦』手塚治虫

併録作『ワンダーくん』ともに動物が活躍する未来SF。五〇年代に描かれたものでコマ割りと絵の密度が高くて読みづらい。
表題作『地球大戦』、悪液を注射されたら悪人になるという設定が面白い。
ウラメシアという名前の国、特に幽霊と関係がない。せっかくだから引っ掛けたらよかったのに。
ラスト一ページまで主人公及び日本はのっぴきならない状況に追い込まれ、もうどうしようもないと思ったら何とラスト数コマで強引なハッピーエンド!