【本】『ルードウィヒ・B(全2)』手塚治虫

手塚氏は天才を描くのがうまい。自分と重ね合わせて描くからだろうか。
主人公ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは理想主義、芸術を至高のものと考えている。
「ルートヴィヒ」と名の付くものを憎む貴族フランツは現実主義、芸術を何かをなすべき手段として用いる。二人の対立を軸に物語は進むはずだったが、手塚氏の逝去により未完に終わる。

最後回は手塚氏が末期癌で入院して代筆せざるを得なかったとのことだが、本人とアシスタントの絵の差がわからない。いい意味で解釈すると極めて汎用性の高い絵柄ということなのだろう。

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