【本】『ガラスの城の記録 』手塚治虫

冷凍睡眠にとり憑かれた一家の物語。

この漫画のポイントは三つあって、
●冷凍睡眠している時期と期間によって家族の年齢が違う。娘が母親より歳上になったり。兄弟も年齢がバラバラ。
●冷凍睡眠を長期間続けると脳細胞に障害が起きて人格が壊れてしまうらしい。
●主人公一家のエスカレーションしたかたちとして海底で二千年眠った女(超古代文明時代の由来か?)ヒルンが登場する。

人格が壊れてサイコパスとなった長男一郎は殺人を繰り返しながら、ヒルンと逃避行。
未来世界の処刑(人間狩り)から一郎はたくみに逃れ、かつての政府要人たちが冷凍睡眠している「ガラスの城」と呼ばれる施設へ乗り込む途中で雑誌の休刊、いきなり物語は放り出される。
僕個人はこの物語の暗いテイストに心惹かれるのだが、続きを完成させるほどのモチベーションを手塚氏が持ち得なかったということか。

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