【夢】僕は美術系「高校」受験の進学塾へ通っている。

父親の友達にお絵かき教室の先生がいて、その先生の勧めで、僕に美術の英才教育を受けさせることになった。
しかし問題は僕の年齢……現在の歳のままなのだ。
高校受験する中学生に混じっておっさんが同じように勉強する姿は滑稽。
自分を客観視して恥ずかしい気持ちになる。
模擬試験を受けることになり、後ろの席に座っている少年と話をする。
その少年は僕のことをおっさんと気づいていない。
ちょっと老け顔の同い年の生徒だと思っている。

試験が終わり、予備校を出て彼と山道を歩く。
山頂のひらけたところに出る。
森に囲まれた広場にまばらに研究棟がある私有地で、いろんな種類の猿が放し飼いにされている。

叫び声が聞こえる。
すごい勢いで男が走っており、少し遅れてゴリラが追いかけてくる。
男は僕らの目の前でゴリラに捕まって惨殺される。
いったんここに入った者は敷地内から出ようとすると殺されることを僕たちは知る。
僕たちは施設を管理するヤクザに命じられ、猿の面倒を見ることになる。
ここで働いている人たちは、僕たちと同じ経緯で集められたみたいだ。
一緒にきた少年の姿が見えなくなったので、僕は敷地内を歩いて探している。
敷地内に鉄条網で仕切られているゾーンがあって、その中に入ると見たこともないぐらい多くの霊長類がウロウロしている。
その中の一匹のゴリラが、少年の変わり果てた姿であることに気づく。
この場所に長居しすぎると猿に変化してしまうのだ。