【映画】『太陽に灼かれて』

久々に故郷に戻ってきた男。それを迎える善意の人々。
この映画の大半を占める日常風景に不穏な空気が見え隠れし何か起きる……と思ったら何も起きない、それが繰り返される。
起きる……起きない、振り子の揺れが徐々に大きくなって、クライマックスは怒涛のように……しかし静かに進行する出来事。
最初思っていたようなドンパチ映画ではなかったが、いい意味で期待を裏切られ、かえって芳醇な時間を過ごすことができた。