【本】『日本発狂』手塚治虫

死後の世界の人々が日本に移住してパニックになる部分が「日本発狂」、しかしそれはラスト二〇ページぶんしか描かれていない。手塚氏自身はそういうドタバタに興味が無いようで描写も極めて淡白。
筒井康隆氏ならそこから始まりそこに終わる物語になっただろう。