【本】『I.L(全2)』手塚治虫

時間軸的には『地球を呑む』に続く手塚氏の本格的な大人漫画。
手塚氏がそもそも持っていた記号的な絵柄が、劇画的な描写と混じりあい独特のダークな雰囲気を醸し出している。
一〇代の頃僕は、手塚氏のこの一連の漫画に大人の世界を覗き見る背徳感を感じ、エロ本を読むように(直接的なエロスは感じなかったが)酒や煙草のように耽溺していた。

この漫画自体は今ひとつ何がやりたいのかわからなかったが、よくわからないながら雰囲気に浸るためだけに何度も読み返していた。

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