【本】『ザ・クレーター(1)』手塚治虫

第五話「生けにえ」はアンブローズ・ビアス「アウルクリーク橋のできごと」から着想を得たものだと思われる。
処刑される寸前の男が川に飛び込み息つく暇もない逃走劇の末、愛する妻のもとに辿り着いて抱擁する。しかしそれはアウルクリーク橋の横で今まさに処刑された男が一瞬の間に見た夢であった……というもの。
手塚氏の「生けにえ」は舞台を現代に換骨奪胎したうえ、古代アメリカというエキゾチックなパウダーをふりかけている。

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