【本】『火の鳥(11~12) 』手塚治虫

「乱世編」あらかじめ決められた物語の構成(プロット)を守るためキャラクターの主体性が犠牲になっているように見える。
確かに歴史・運命は抗えないものだがそれは後で俯瞰したときにしかわからないことで、あくまでもキャラクター自身が歴史を作るのだ。そう見えないということはキャラクター造形がズレているか、歴史が間違っているかどちらか。
火の鳥「黎明編」と「未来編」の奏でる大きなエコーが途切れかかっている?