【本】矢樹純『マザー・マーダー』

今年初めて読んだ文字の本。正月から人殺しの本を読んでいる。
ワン・シッティング(一度座って読みはじめて最後まで集中力が途切れることなく席を立たず読む)で読み終えることが出来た。
面白かった! 
けれどプロットが複雑で一読めでは物語の構造を完全に理解することができなかったので、もう一度読み直してみる。
(01月03日)

一度目の読書、完全に理解したとは言い難かったので、二度目は詳細にメモしながら読む。
プロット密度が通常の物語の倍。
けれど文章は読みやすく工夫されているのでうどんみたくツルツル読みすすめることができる。
ただし読みやすさで伏線をスルーしていると、突然作者の罠にかかってしまって飛び上がってしまう。
一度目はわからなかったけれど、メモを確認しながら読むと、ラストの物語が収束に向かっていく過程で今までの登場人物が再登場していたことに気づく。
熟読していればわかったであろうことで、複雑でなくちゃんとオチていた……反省。
(01月06日)