六時起床。
乳白空の空の下、公園を走る。
六時三四分より公園を四九分ジョギング。
朝まで雨が降っていたのか地面が濡れている。
濡れたアスファルトの黒さと相まって、森の中の道は暗い。
新作ゲームをプレイしているごっこで
「へえこの背景を作るエンジン、本当にバグが少ないな〜」
「この茂みの生え方ランダム過ぎて本物にしか見えない」
「あの曲がり角の見えないところにモンスターがいるかも」
と思いながら走る。
曲がり角の見えないところにいたチワワの「ワン!」で
「うっぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
モンスターに襲われたと勘違いして物凄い絶叫をしてしまう。
#ロッキングオン名盤500
Pink Floyd『狂気 The Dark Side Of The Moon』を聴きながら走る。
これがロックアルバム史上最も売れたアルバムいうことを、ロッキングオンの書籍の解説を読んではじめて知る。
プログレっぽさの典型が散りばめられた暗鬱なアルバム……信じられないぐらい凝った作りではあるけれど、そのこだわりが超商業的成功を収めるつもりでないことは聴いていてわかる。
売れるために作って売れたものには限界があるけれど、売れるかどうかわからない個人的な衝動を突き詰めたものは限界突破した凄みがあるということだろうか。
午前中漫画の四コマ漫画のペン入れ作業。
昼食をとったあと外出、渋谷へ向かう。
もうコロナの自粛もすっかり吹っ飛んで、スクランブル交差点は人、人、人。
気温も三〇度近くまで上昇、すっかり夏です。
一四時から渋谷の出版社で打ち合わせ。
一六時に出版社を出て、帰宅すると一七時。
夕食後、ペン入れ作業の続き。
アニメ『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』を観ながら。
異世界転生モノかベタやな〜と毒づいていたらラストで今までのギャグが実は振りで……みたいな展開と知りこんなん弱いねんうわ〜んと号泣!
僕は現実社会で涙を流すことはないのに、メディアを通して物語られると泣く。
二一時に作業を終了、二三時就寝。