【本】成毛眞『情報の「捨て方」 知的生産、私の方法』

書かれていることがあまりにも功利的過ぎる。
いい、悪いは実は本人の主観でしかないのに、あたかもある種の絶対的な価値観があるように誘導(あるいは錯覚)させている。
意味のない情報のなかでたわむれることに無常の楽しみを見出す人をバッサリ切り捨てるって……人間って有用なことだけで進化したわけじゃなくて、この世界で大切なことは、一見無用に見える九割九分九厘の屍の上に築かれているのではないか。