眉村卓氏逝去のニュースを読んで思う。
二〇年前、漫画の持ち込みで上京したとき、相方(芸人)の家で宿泊していたのだが、住む場所のない芸人が何人か寝泊まりしていた。
そのうちの一人が文学部出身で担当教授が眉村卓先生だった、という話をしていた。
ちなみに在学中なにを勉強したのか彼に聞いたら「京極夏彦を研究していた」とのこと。
眉村卓氏は、『なぞの転校生』を小学校のとき読んで以来ずっと好きで、小六の読書感想文は氏の『猛烈教師』という短編集だった。
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中学校に入ってからは図書館本棚に長編が並んであったので、図書カードを作ってすぐに片っ端から読んでいった。
お気に入りは『わがセクソイド』だった。
今読むと大人向けの小説で性描写も過激なのだが、自慰も知らなかったくせに妙に興奮したことを覚えている。
それ以降もずっと読み続けた。
『妻に捧げた1778話 』に関しては1778話全てのショートショートを読んだ(今ひとつなのが多かったけれど)。
一〇年経つと読んだ本の印象しか残らなくなるので、読み直すようにしているのだけれど、あたり前のことだが本を読めば読むほど読み返す本が多くなるからその回転が悪くなる。
昔は世界SF全集を五年毎ぐらいにぜんぶ読み返していたのだけれど、二〇〇七年ぐらいを最後に読み返していない。
のどが痛くて熟睡できず、何度も目を覚ます。
湿度に気をつかって寝室に加湿器を置いているのにせきと絡みつく痰で熟睡できず、夢とうつつを行き来している。
昨日は二三時就寝、六時起床……でも疲れが取れない。
朝七時半から仕事を始める。
午前中に単行本漫画企画の下描き作業、最終章完成。
午後からペン入れの用意。
昼食後、郵便を出しに行くついで散歩がてら自宅前の公園を歩く。
青空がきれいなのに、風邪気味でのどが痛いのでそとを気持ちよく歩けず、つらい。
そのあとも調子はよくないけれど、ずっと仕事。
単行本漫画企画のペン入れ作業。
二三時就寝。