【日記】19年06月13日(木) 体重67.4kg

八時起床。
外は底抜けの青空。しかしまだ鬱っぽくて本調子が出ない。
仕方なく一一時の朝食後、見切り発車で何の計画もなしに外出。
ママチャリでひたすら北へ向かう。
三〇分ほど走り続けると荒川の河川敷に到達。
河川敷をしばらく走っていると、彩湖(荒川第一調節池)沿いの公園に入る。


自転車を降りてしばらく散策していると既視感が……
「あ、これFF15のフィールドで観たことある! ワニのモンスターを倒すクエストでこの道を走った!」
サントラを聴きながら草原を探索していると完全にゲームとシンクロ、究極の仮想現実FF15ごっこだ。

ゲームと異なる点はどこまで近づいて見てもドットがないこと。
「ジャギってない〜ふっしぎ〜」
と木に近づいて写真撮ってたら、後ろから来た人が僕が写真を撮っていたあたりを不思議そうに凝視している。

ところが、いざ帰ろうとすると荒川をまたいでいる橋が見渡して前後一〇キロ見当たらない。
地図を持たず身一つで明確な目的地を決めず自転車で出発したため、上流下流どちらに向かって走っていけばいいのかわからず、思い切って下流に向かうと、数キロ走った時点で道がフェンスで行き止まり。

消耗して同じ道を引き返し行ったり来たり、真昼の太陽に照らされ、暑さと焦りと疲れで、見当識障害に襲われ自分が何処にいるのかもわからなくなる。

二時間河川敷をさまよった挙げ句、ようやく僕の住んでいる隣の市の看板を発見。
しかしそこから帰宅するまでが大変で、さらに一時間かかったのだった。

率直に言うと小旅行は大失敗。
学生の頃よくそういう冒険をしていたんだけど、おっさんになってやるものではないな。ママチャリで。

グーグルマップで確認したら今日は自転車で八〇キロぐらい走ったみたいで、神経伝達物質セロトニンを脳内分泌したらしく、「なんちゃって鬱」は少し落ち着いた。
問題は、鬱っぽいとき運動する最初の一歩のハードルの高さだ。

散らかった部屋を片付けたり、溜まった日記をブログにアップしたりで時間は過ぎていき二二時半就寝。
 

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