【夢】僕は漫才をすることになる。

相方は二〇歳のサブカル系のクリクリした目の可愛い女の子。
彼女に誘われてオーディション会場に行く。
「ところでネタは?」
彼女の差し出した、ノートを破いた紙に書いた台本に目を通すがくそ面白くない。
その台本を覚える間もなく、おっさん審査員の前で漫才を始めることとなる。

女の子「そやけどあんた鈴木直そっくりやな」
鈴木直って誰!?
唐突に知らない有名人の名前が出てくる。
僕はアドリブで返そうとするが……
僕「鈴木直ってあれやろ〜胸筋がすごくて、乳首をプルプル〜プルプル〜って震わせる今売れっ子のイケメン俳優? 違うか! ってか鈴木直って誰?」
シーンとする会場、にらむ女の子、おっさん審査員はやれやれと肩をすくめる。
僕は舞台上でいたたまれなくなる……ところで目覚める。

生き恥かいた。