【本】スタンリイ・エリン『特別料理』

六年ぐらい前に読んだ再読。殆ど何も覚えていないことに驚く。
去年「異色作家短編集」全巻やっと読み終わったばかりなのにまた最初から読み返さにゃならんのか!
ただ、ラストの短編だけは強烈に印象に残っていて、この表紙の絵と色とセットになり記憶の底から浮かび上がってきた。
異色作家短編集全編のなかでもっとも恐ろしい物語かもしれない。
これを思い出しただけでも読んだ価値があった。

ただし表題作は、意外と普通。
これは高橋葉介氏のオマージュ的な作品「客」を先に読んでいたからかもしれない。