【映画】『イコライザー』

四年前の公開時に観たときもそれなりに楽しめたけれども、いま観直すとなお面白い。
前半の展開はけっしてスピーディーではないが時間をかけた人物描写は愛おしく、クロエ・モレッツの台詞にはグッとくる。
何よりも銃や武器を持って戦うのでなく、その場の状況に即してあるものを使い工夫して戦うのがいい。冒頭から最後までその工夫で勝つパターンが持続していたのは素晴らしい。
アメリカ映画のアクション大作の成功しているパターンは、クライマックスの戦いで、ほんのちょっとした機転やアイデアが相手を上回っていたことが主人公の勝因だった……それが表現できているものだと僕は思っていて(先週観た『ダーク・タワー』もいまどき珍しいB級映画だったけど、この点はちゃんとクリアできていた)、日本の漫画にありがちな勝因は根性や血筋や運命というパターンは、展開として燃えるけど思考停止になってしまうから好きではない。
翻って『イコライザー』は、アメリカ社会でマイノリティーである黒人が何の後ろ盾もなく身体一つとアイデアで相手を成敗していく……カッコよすぎる。

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