【夢】二畳ぐらいのスペースの周囲をベニヤで囲んだだけの仕事部屋を、月一四万円の家賃で借りている。

端っこの方には隙間があってアクリル板を立てかけてある。それで窓のつもり。
仕事しながら僕は
「やべ! 大学入試の願書出さなきゃならないから早く卒業証明書もらいに高校へいかなきゃ」
とパニックになっている。

アクリル板の向こうに夜空が透けて見えている。
流れ星が見えたので僕は外に出る。
次から次へと満天の星空からすごい量の星が流れ落ちていく。
空にある全ての星が流れていく勢いだ。
「ああ、こんなすごい出来事が起こっているから、きっと朝が来たら人類は滅んでしまうんだろうな」
僕は根拠のない不安感でいっぱいになりながらずっと空を見上げている。