【映画】『ミュータント・タートルズ』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

忍者で亀で突然変異って、保険調査員で考古学者でサバイバル教官の『MASTERキートン』か! 
中学生ぐらいのときは背伸びがしたいもので、僕も例外にもれず『ミュータント・タートルズ』みたいなアニメが嫌いで、チラ見程度しか観たことがなかった。

漫画やアニメの中では成り立っているけど、本物の亀ってひび割れの質感が気持ち悪い。
においも臭いし、なんといっても形がチンポを想像させる。
なのに『ガメラ』を始めとして何でこんなにフィーチャーされるのだろう?
ひっくり返ったら自力で立てないし、そもそものろいじゃないか。
甲羅に手・足・首を引っ込めるし、守り中心で攻めじゃない。
長生きするけれども、それだってヒーロー要素じゃない。

映画冒頭のアメコミ風イラストが一番3Dで、本編より飛び出して見えた。
『アバター』でも現実的な映像よりCGエフェクトがはるかに飛び出して見えたし、何といってもIMAXシアターの最初のカウントダウンを超える3Dを見たことがない。
現実より飛び出している。
そもそも現実がリアルに見えるということも一種の刷り込み(学習)なのだから、
何を持って立体的に/リアルに見えるかということを熟知した制作者が作ったゲームやアニメが、
現実より立体的に/リアルに見えることは当然といえば当然なのかもしれない。

そういえばドラクエをプレイ中、日常に戻り買物へ行く途中、財布を忘れてきたことに気づき、
「まあいいや、途中でモンスター倒して金を稼ごう」
と思うことはアルアルだ。