【映画】『エイリアン バスターズ』

ショッキングな冒頭……コストコの警備員が宇宙人によって殺され皮を剥がれた死体で発見される。
そこからボディ・スナッチャーのような隣人の中身がすり替わっている恐怖モノに移行するかと思ったら、途中からその設定はほぼ忘れ去られてしまう。
じゃあ何のために彼の皮は剥がれたのだろうか?

それ以外にも、
スケボーで襲われた少年は?
なぜ退役軍人は皮を剥がれず内臓を食べられていたのか?
人間の皮を被った宇宙人が人間の女をセックスに誘ってどうする?
そもそも何のために宇宙人は地球を滅ぼそうとしているのか?
……などなどいろんな疑問が解決されずに物語は進んでいく。

さらに主要人物の一人が
「実は宇宙人だったが、人類愛に目覚めた」
とか言って最初の設定を忘れた頃に仲間になるのだが、そもそも宇宙人は人間を殺して皮を剥いで入れ替わってるのでは?
もともと、そいつの中に入っていた人間(死体)のことはスルーか!

確信犯でデタラメやっているのだろうし、そもそもこういう映画にそこまでの背景を求めても仕方がない。
この映画が面白かった人は「こりゃこういうもんだ!」と笑い飛ばせるぐらい映画を見慣れていているのだろう。
僕はまだまだ見慣れるほど映画を観ていないので、イマイチだった。
もっと映画鑑賞に精進しなければ……