【映画】『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』

ヴァーホーヴェン監督の新しい試み、筒井康隆『朝のガスパール』のように一シーンごとに観客が参加して物語の続きを作っていく。
前半はメイキングのドキュメンタリー、後半が本編。
本編はオープニング以降がアドリブで作られたにしては恐ろしく整合性があり、むしろ制限があったため奇抜な展開が出来なかったのではないかと思えるほど。

冒頭のドキュメンタリーでヴァーホーヴェン監督は
「(観客から送られてきた展開が)脚本の方向性を崩すような、マフィアが出てきたり家が爆発したりする展開ばかりで困る」
みたいなことを言っていたのだが、具体的にどんな風に困ってどう物語を修正していったのかこそ観たかった。
全部込みで八九分は短すぎる。
全編ドキュメンタリーでもよかったぐらいだ。
(むしろ完全版は特典で観るのでじゅうぶん)
ヴァーホーヴェン監督のDVDを好んで観るモノ好きならきっとそちらのほうが興味あることだろう。

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