【映画】『デッドフォール 極寒地帯』

ただの雪山アクション映画かと思って観ていたら、それぞれの登場人物が持っている問題点(主に親子関係)が物語の展開とともに明らかになっていき……心理サスペンスであることがわかってくる。
ラスト、部屋の中で主要登場人物が一同に会する。
映画『ある戦慄』で、閉鎖空間(電車内)の暴漢によって乗客の人間性があらわになっていくかのようだ。
しかし一番問題があるのは当の場を仕切る強盗であり兄であるアディソン。
ラスト、神のように振る舞うアディソンへ向かい、運命の神の剣の切っ先が逆に向けられ、その因果は閉じる。