学生時代以来二〇年ぶりに鑑賞。
今までクリント・イーストウッド監督の映画にあまりはまらなかったのだが、初めてオモシロイと思った。
ただ……
脱獄囚ブッチ(ケビン・コスナー演じる)が母親に対して子供のしたいことをさせるよう要求を出すのだが、
「子供をハロウィンに参加させろ」
と言うのがよくわからない。
子供の気持ちはわかるけど、ハロウィンに参加させないのは親子がエホバの証人の信者であるからで、そう簡単なものではない。
ヒンズー教徒に
「牛ぐらい食べさせろ」
と言うようなものではないのか。
そもそもハロウィンじたい宗教だ。
アメリカは宗教に敏感なことはもちろんなので、あえてこういう描写を入れたイーストウッド監督の演出意図はどうだったのだろうか。