【本】『ハローサマー、グッドバイ』マイクル・コーニイ

冒頭のたるい展開、正直とっつきにくかった。
飲み込みづらい世界観、この世界特有の用語の多さ、SF的設定の退屈さ、ドラマチックでない主人公とヒロインとの出会い。

世界観がはっきりわかってくるにつれ、本を手放すことができなくなるほど面白くなる。
青春小説という側面もあるが、それでいて彼と彼女をとりまく社会もちゃんと描いている、骨太な小説の印象。
クライマックス直前は、痛ましい展開に読んでいられず本から目をそらしでも先が読みたくて手放せずに本を握るそしておもむろに読み始めては痛ましい展開に読んでいられず本から目をそらし……そんな無限運動を繰り返すほど夢中になる。

ラストがもう少しわかりやすかったらよかった。
飲み込みづらく書き過ぎ。
僕はメモをしながら丁寧に読むことを心がけているのだが、(ニュアンスは伝わってきたにも関わらず)完全にどういうことが起こったのかを理解することができなかった。
ネットを巡回していろんなひとの感想や批評を読みようやく得心した次第。

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