【夢】僕は大型客船に乗っている。

家族旅行、北海道近辺の離島から本州へ帰途の途中、甲板の上で家族団らん。

揺れの強さに何となく「津波が来るかも」という予感に僕は包まれる。
その不安に比例して、実際に波が大きくなる。
数十メートルもある波が押し寄せ、船は大きく傾く。
甲板の上の家族は波でさらわれそうになり、僕は仕事道具の入ったザックを握りしめている。

なんとか津波をやり過ごしあたりを見回すと、船室の大広間でSF大会が開催されていることに気づく。
過去のSFマガジンのバックナンバーや珍しい本が置かれている。
自分が小学生のころに読んだ珍しい本が置いてあり懐かしく思う。
泊まりのイベントで、船の個室では読書会が開かれていたりする。

次の日、港で降りるため甲板に出ようとすると、外にジェット機の模型がぶら下がっている、
じっと見ていると、自分の立っている場所が船の甲板でなく、まさに今見ていた模型と同じ型のジェット機の上だということに気づく。
羽田空港に到着寸前、知らずに外に出ている僕を含む四人の乗客が機体に死に物狂いでしがみついている。
せまいトンネルのようなところを飛ぶジェット機、僕らは管制塔に当たりそうになり身を縮める。
それでもジェット機は着陸に成功、ことなきを得る。

僕と一緒にしがみついている男が
「こんなことででポリス沙汰になるとは思わなかった」
とつぶやいている。
見ると、僕ら以外にしがみついていた乗客のうち二人の男女は警察だった。
僕と男を連行するため手錠を持って迫ってくる。
「せめて座席に置いてきたザックを取りに戻らせてください」
と僕は警官に頼む。
許可が出たので客室に戻り、座席の上の棚からザックを下ろす。
安心してザックを膝にのせ椅子に座っているうちに僕は眠ってしまう。
折り返し羽田から出発するために乗ってきた客が僕の周囲に座りはじめる。