【本】『思考の整理術』前野隆司

システムがうまく回ること前提で設計された日本社会は、グローバル社会の中でガラパゴス化していく。
(受験レベルから)記憶を重視していた日本では、一般的に頭のいい人とは記憶力がいい人で、独創的な答えを出す人ではなかった。
決められた答えを出すことにのみ特化させたことで戦後の成長があったのだ。

地球規模の大きなパラダイム・シフトが始まった昨今、記憶力重視の日本が生き残ることは難しい。
忘れることも必要だということを説いているこの本によると、
個人レベルであっても記憶力がいいことは必ずしも幸せな結果にならないという。
エピソード記憶がずば抜けている僕は、だからいろいろないらないことを忘れてしまいましょうと言われてもあっさりと脳内をリセットすることはできず、どうすればいいのか結局わからない。