【映画】『アルマゲドン』

昨夜鑑賞した『アポロ18』からの宇宙飛行士ものつながり。

学生時代、公開直後に映画館で鑑賞。
目まぐるしくシーンが移り変わって落ち着かない映画だなあと思いながら観ていた。
その後、いろんな映画をそれなりに観て、自分の感想がどう変わるか確認のため鑑賞。

たくさんの要素をやたら詰め込むくせに、個々のエピソードに有機的なつながりはない。

時間制限アクションを多数突っ込む。
・宇宙ステーションで給油中、給油装置のレバーが折れたことから大爆発寸前にシャトルに乗り込む。
・核爆弾起動を止める……今どきコードが赤か青かの選択!
・起爆装置が故障したため残ったブルース・ウィルスがスイッチを押そうとすると、小惑星が揺れ、手にしたスイッチを落としてしまいなかなか押すことが出来ない。
……などなど他愛のないものばかり。

科学考証の手間を惜しみ、プロットのおかしいところを放ったらかす。
・小惑星上の重力が地球並。
・スペースシャトルが慣性飛行せずにジェットをふかしながらステーションに向かう。
・隕石が墜落しているのは世界の名所ばかりに見える。
・小惑星を二四〇メートルの内部から爆発させることにこだわるなら、何故、ベン・アフレックの探査車が飛び越えたグランドキャニオン級の谷の底へ放り投げないのか。

綺麗にスパッと終わらせない。
物語が終わった後の結婚式のシーンがくどすぎるほど長い。

どうせこのぐらいでも受けるんだろ、と観客に対するベイ監督の悪意を感じる。
実際、こういうレベルの映画なのにベイ監督、大ヒット連発だものな……