【映画】『アポロ18』

一九七四年クリスマス、密かにアメリカはアポロ18号を打ち上げ、月の極秘探査を行っていた……
NASAが隠蔽した事実を暴くというドキュメンタリーの体で始まるモキュメンタリー映画。
昔からジャンルとしてあったけれども、最近特にSF映画で多く観られる手法。
『エウロパ』『ダイナソー』『トロールハンター』『クロニクル』などなど。
『第9地区』もそうか。

昨夜鑑賞した『アポロ13』からのアポロつながり。
冒頭、ソ連の宇宙船と遭遇するまではよくできていると思う。
ネットに流出した低解像度の映像なので、低予算でも説得力のある映像を作ることができる。

ドキュメンタリーという体だから作りこんだラストだとフィクションっぽくなるからだろうか、この手の映画は事態が解決することがなく唐突に終わってしまうことが多い。
この映画もいかにもモキュメンタリーらしい放りっぱなしのラストだった。

しかしこれだけ手法のものが増えた昨今、それ自体がもはや手垢のついた展開。
これからはそれから先の何かがあることを期待したい。