【夢】僕は山中を友達と移動している。

友達は複数いて、それが誰だったかは思い出すことができない。
何処へ向かっているかもわからない。

知り合いが通りがかったので、手持ちのお金をドル札(あるいはどこか外国の貨幣)に両替してもらう。
偽札かどうかを見分けるため、ドル札に火をつけたり水に浸したりする。
案の定、札に変化が見えない。
耐水性、耐火性なら偽物だ……つまり偽札だったのだ。

「今度あいつらに会ったら、コラ!って言って偽札を突き返すよ」
僕が強がって言うと、
「うそつけ、お前怖くて何も言えないだろう!」
みんなに揶揄される。

森の近くの山道、池の横を通ると蓮の花が咲いている。
蓮の空気穴なのか、筒状のものが水面からたくさん突き出している。
たわむれにその筒の中に自分が履いているサンダルを入れると、下まで滑って落ちてしまう。
(あ!このまま片足裸足で歩かなければならないのか)
と思っているとサンダルは落ちきって、筒の向こう側の水面から浮かんでくる。
僕が焦っている様子が滑稽だったのか、みんなにはやし立てられる。
一人が物干し竿みたいに長い棒を使ってサンダルをたぐりよせようとしてくれている。
それを見ていると、二匹のイヌがこちらに寄ってくる。
一匹は不良みたいなルックスで、サングラスを掛けてストレートなロン毛、紫色。
僕は片足でピョンピョン跳ねて逃げまわる。