【夢】僕は教室の窓際に立っている。

僕は高校生のようだ。
女子クラスメイトが一人、僕の隣に立っていることに気づく。
ガランとした教室にあと一人、男子のクラスメイトが教室の中央に座っている。
僕は彼を指さし女子に囁く。
「あいつはゾンビだよ」
男子はまばたきもしないでこちらを向いている。
学校の人間が自分たちをのぞいて皆ゾンビ化しているのだ。

女子が疑心暗鬼なので、ライフル銃で頭を狙い男子を撃ってみせる。
「ヴァン!」とゾンビの頭に大きな穴が開くが、反応はない。
男子は相変わらずこちらを向いたまま。
「逆に何の反応もなく動かないことがゾンビの証拠」
説明しながら、僕は首を狙って二弾三弾と撃ち続ける。
頭部が首からちぎれ落ちそうな状態になって、前向きに男子は倒れる。

振り向くと教室は図書室になって、僕たちはゾンビのことを調べている。
書架から昆虫図鑑を取り出す。
昆虫の生態をパノラマで記したグラビアが巻頭に載っている。
川岸に住む昆虫を詳細に描いている。
カタツムリ、バッタ、キリギリス。

いつの間にか僕たちはそのパノラマの写真の中に入っている。
川の向こう岸の浅瀬にこぶし大のカニが歩いている。
「ほら、川の中を大きなカニが歩いているよ」
と女子に指し示す。
意識を手前にうつすと、誰かが川岸のこちらがわに、足首まで川の流れに足を浸しながら立っている。
高校時代の友達、好夫と松尾が立ち話をしているようだ。
二人のほうに向かってカニが川底を移動するので、
「あいつらの足を挟んだら面白いのに」
僕は女子にささやいている。
二人の足元の近くまで来たのに、カニは何処かへ隠れてしまう。
がっかりしていると、川の中流にある五〇センチほど大きさの岩が起き上がる。
よく見るとこちらに腹を見せて立っている巨大なカエルだった。
僕と女子生徒は叫び声を上げる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です