【本】『夢みる宝石』シオドア・スタージョン

家出少年のホーティがもぐりこんだのは、見世物小屋のカーニヴァルだった。少年はそこで自分の出生にまつわる奇妙な宝石のことを知る……

一四歳で初めて読んで以来、何回目かわからない再読。

今回は四カ所で涙。
1:ハディの渡した派手なハンカチ
2:ハバナのためにホーティが歌う
3:ソーラムの書いた文章
4:ホーティがある女性と結ばれるところ

中学二年で初めて読んだときは泣かなかったと思うが、泣くという感情はいろんな経験を経て感受性が広がっていくらしい。
年々、涙ポイントが多くなっていく。

自分がこの本を読んだきっかけは世界SF全集に収録されていたからだが、いま、この小説を偏愛しているポイントはむしろセンス・オブ・ワンダーでない部分かもしれない。

自分が偏愛している部分は世間からはみ出したもの達が必死に生きようとするところ。
マイノリティーの悲しみ。
ホーティが、ハバナに共感してもらえて号泣してしまうところが象徴的で、僕はこの気持がひどくわかるのだ。

これと同じ感情を筋肉少女帯大槻ケンヂ氏が書いた歌詞の中に見た。

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