日別アーカイブ: 2019年12月31日

【日記】19年12月31日(火) 体重64.8kg

真っ暗闇の寝室で携帯電話のアラームが鳴り、あわてて止めてから浴室前に置いている第二の目覚ましであるiPod touchが鳴り出す前に寝ぼけ眼で階段を降りていく。
そんな実家の朝、六時起床。

朝、澄み渡る青空。
ひさしぶりにジョギングに出るつもりでタイミングを見計らっているうちに風が強くなり、不吉な雲が空を覆い始める。
今にも雨が振りそうな空模様。
風が強いのでジョギングに出るのは諦め、近所を散歩。
小学校の登校路を歩いて小学校周辺をひと回り、山側の住宅地を大回りして帰宅。

午前中は次に描くつもりの絵のラフスケッチ。
午後はショート漫画の構想。
参考読書を読み始める。
カート・ヴォネガット『カート・ヴォネガット全短篇 1 バターより銃』
思ったより真面目で退屈。

両親のリクエストで夕食のカレーライスを作る。
夕食後。一九時から映画鑑賞。
『運び屋』
実話の面白さにしても地に足がついて奇想天外さはなし、人情物としては凡庸と言えないまでも予想の範囲内だし、僕にとっては淡白すぎる。

二三時就寝。
 

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【本】カート ヴォネガット『カート・ヴォネガット全短篇 1 バターより銃』

戦争についての短編中心に編まれている。
作家は自分が「知っていることを書く」べきである……という信条でヴォネガット氏は書いているとのこと。
戦争ものにもかかわらず華々しい活劇はなく、ヴォネガット氏自身が体験した要素がどこかしこに入っている。
すなわちいつも腹をすかせ、捕虜収容所にはこす狡く監視係に取り入る兵がいて、味方であるはずの連合国軍から爆撃を受け絶望し、ドイツが逃げた後は市民から略奪し、ソ連兵が近づいてくると同じ連合国なのに怯える……全てこのバリエーション。

そういえば、硫黄島で戦った日本兵とアメリカ兵が数十年ぶりに出会うドキュメンタリーをしばらく前に観たのだが、同じアメリカ兵でも「日本人にどんな顔をして会えばいいのかわからない」という人もいれば「生意気なことを言ってきたらまたコテンパンにやってやればいいさ」といまだイケイケの人もいて、同じ戦場でも感受性によって随分差があるんだなと。