日別アーカイブ: 2018年12月8日

【日記】18年12月08日(土) 体重65.9kg

六時起床。

朝から読書。
カンボジア大虐殺についての本を読んでいる。
以前僕を手伝ってくれたフランス人のアシスタントは、カンボジア系で、彼女の家族はこんな虐殺を生き延びて、フランスによく生き延びることができたものだ、と思う。
それでも兄弟の半分は殺されたと聞いた。
カンボジア全体では三分の一(人口700万人のうちの200万人以上)虐殺されたという。
ちなみに第二次世界大戦中の日本の戦没者の概数は240万。

昼食後、散髪屋へ。
「前髪を1センチ切ってください」
と言ったら
「え? 前髪を1センチだけ残すんですか!?」
と大声で聞き返され、その勢いで
「はい〜……」
と返事してしまい、ぬらりひょんが練馬に爆誕。


一五時四五分外出、池袋で買い物(欲しかったものは見つけることができず)、新大塚図書館に寄り、四谷三丁目駅で下車、四谷デッサン会に参加。

今日は寒いと思って厚着で行ったらまだそこまでではなく、後悔するぐらい暑くて汗でじっとりして風邪を引きそうになる。

二一時会場を出て二二時帰宅。
午前〇時就寝。
 

この日ほか記事一覧

【本】小川哲『ゲームの王国 上下』

力作だった。上巻はカンボジア革命前後のことが、下巻は現代(近未来も含め)のカンボジアについて描かれている。
僕は以前フランス人のアシスタントを雇っていたのだが、彼女の家族は虐殺時にカンボジアから逃れてきた移民だった。
(互い母国でない英語でしか意思の疎通ができなかったのでこまかいニュアンスはわからなかったが)
兄弟の半分は虐殺で亡くなったという。家族や環境のせいもあって、彼女は幼い頃から精神が不安定で、でも日本の文化が好きで絶望したときエヴァンゲリオンやコードギアスを観たり、X JAPANやMALICE MIZERを聴くことで救われたという。そして日本に漫画を学ぶために訪れて、僕と出会った。
そんなことを思い出しながら、上巻のカンボジア虐殺部分を読んでいるとどうしてもアシスタントだった彼女の家族のことを想像し、強いストレスで読むことが苦痛でやめそうになって、でも目をそらしてはいけない思いもあって必死に読み続けた。上巻のラストは涙無しで読み続けることができず。
こういう大きな歴史を描いているにもかかわらず、登場人物の設定が昔ながらの歴史小説というより、寓話的(漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のよう)で、そういえば大河歴史(的)小説でいうと池上永一『テンペスト』や東山彰良『流』などもリアルというよりそういう寓話的なキャラクター造形だった。
下巻につながるジョイントは正直完全に成功しているとは思えないが、逆に一筋縄でいかない人間の運命を真摯に描いているとも感じた。ここらへんは好き嫌いだけれど。ともあれ、スリリングな読書体験だった。