日別アーカイブ: 2015年6月15日

【本】ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』

ずっと涙が止まらない。
これは文学的感動なのだろうか? 
この本は人生を追体験させる装置のように作動している。

この涙の量は人生に比例すると思う。
一〇年前に読んでもそれなりに感動しただろうけれども、絶対に今ほどでない。
僕のような空虚な人間であっても降り積もる時間と経験の重みがあるはずで、この小説はきわめてたくみに切り取って目の前につきつける。

主人公の人生の経験を、都度の自分に当てはめ思いを馳せる。
人生には悲しみがある。でも逃れることはできない、生きていくしかない。諦観とほのかな希望。

【日記】15年06月15日(月) 体重60.7kg

何も為すことなく一日が終わる。

五時起床、仕事部屋の座椅子で六時まで二度寝してしまう。
八時までに自宅の片づけ、特に台所を重点的に。

八時三〇分より公園を三六分ジョギング。
朝日であっても日差しが熱い季節になってきた。
Museo Rosenbachのアルバム『Zarathustra』を聴きながら走る。
わかりよいプログレ的なロック。
こういうアルバムなら安定して聴くことができる。
叙情と荒々しさがわかりやすい形で混じりあっている。

部屋に戻ってきて作業をしていると手間取って手を離せなくなり、思いがけず一日仕事になってしまう。
映画を観る余裕がないので寝る前に本を一冊だけ読了してから、二三時前布団に潜り込む。
寝付けず、深夜まで寝返りを繰り返している。

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