月別アーカイブ: 2015年5月

【日記】15年05月24日(日) 体重60.5kg

まったく中国人は、漫画みたいにキャラクターが立ってるな。

熟睡できず九時起床。
今日も朝からジンマシンの発疹のポツポツができている。
一五時、漫画家のNさんが僕の家に来てMacG5を渡すことに。
二人でえっちらおっちら、アッティラ大王とフン族の西進のごとく重いデスクトップパソコンをNさんの最寄り駅まで運ぶ。
そのまま三鷹のクロッキー会へ向かう。
今日もあまり絵の調子はよろしくない。
早く奇跡みたいに段階を超えて上達する境地に至りたいものだ。
二〇時から懇親会、マレーシア人のアニメの背景製作をしているという、漫画家志望の青年と話す。
彼が日本に来て中国人留学生に騙された話に、失礼ながら爆笑してしまう。
マレーシア人の彼は華僑で元はその中国人留学生と同じ国の人なのに、騙せる相手とわかったら容赦無い。

二二時に会場を出て、二三時帰宅。
午前〇時就寝。

この日ほか記事一覧


【日記】15年05月25日(月) 体重60.7kg

久し振りにジンマシンと無縁な一日。
こんな何でもないようなことが幸せだったと思う。

七時半起床。

八時二〇分より公園を四〇分ジョギング。
久し振りの朝ジョギング、まだ肌寒い。
空気が透き通っていて気持ちが引き締まる。
Klaus Schulzeのアルバム『Irrlicht』を聴きながら走る。
七〇年代特撮の宇宙の効果音みたいだ。
これ音楽か? というぐらいに凹凸が少ない。

朝は買物など日常の雑事に追われる。
午後から漫画に集中する。
夕方に掃除。
二三時半就寝。

この日ほか記事一覧


【本】宮部みゆき『ソロモンの偽証 第III部 法廷』

『ソロモンの偽証』全部で二一〇〇ページ! 
宮部みゆき氏の筆力の凄まじさと問題点が同じぐらいあらわれている問題作。

内容に比してあまりにも長過ぎる。
それなりに速読できる僕でも一気読みできないので寸断された時間で読まざるを得なく、時間がかかる。
スピードが上がらず一巻につき七時間、他の本を平行して読んでいるので一週間に一巻しか読めず、読了に三週間が必要だった。
普通のスピードで読む人ならその倍はかかるのではないか。
逆に言えば、ゲームやテレビやSNSなど他に娯楽が多い現代人に時間をかけて本を読ませるのだから、宮部氏の筆力のなせる技か。

登場人物が(中学生なのに)頭が良すぎたり、頭が悪すぎたり……小説のキャラクターというより漫画のキャラクターっぽくて現実味が少ない。
学校裁判という設定自体が現実離れしているために描くリアリティラインを意図的に下げて生じた事象?

事件の真相に関わることが比較的早い段階からの予想の範囲内。
それが現実味を持たせ且つ物語的にドラマチックな展開という意味ではじゅうぶん面白いが、二一〇〇ページというページ数で無駄にハードルを上げてしまった。
これで納得するかしないかはどのぐらいラストに期待しているかに比例すると思う。
僕は期待しすぎた。
これと同じことが『ソロモンの偽証』とほぼ同時進行でプレイしていたドラクエ7にも言え……前作から時間が経って発売された、売れっ子の大作が陥りやすいことなのかもしれない。

最後までソロモンが出てこなかった。
そう言えば『ブラックジャックによろしく』にもブラックジャックが出てこなかった。
逆に『ブッキラによろしく』にはブッキラが出てきたし『ジョー・ブラックをよろしく』にはジョー・ブラックが出てきたし『よろしくメカドック』にはメカドックが出てきたのに。

【日記】15年05月26日(火) 体重61.1kg

強粘着の眠気に襲われる!

五時に起床したにも関わらず、七時前に再び強い眠気に襲われる。
しばらく抗っていたがとても太刀打ち出来るような相手ではなかった。
力尽き寝室に逆戻りして二度寝してしまう。
正午前、駅前のショッピングモールへ買物に行く。

一六時三〇分より公園を三五分ジョギング。
地面からむせ返るような熱気が立ち上がっている。
夕暮れの寂しさとミスマッチに暑い。
Kraftwerkのアルバム『Autobahn』を聴きながら走る。
繰り返すリズムで、一種の催眠状態になって思考が止まる。
記憶が飛んで、気が付くと自宅近くを走っている。

午後はずっと漫画原稿に集中。
二三時就寝。

この日ほか記事一覧


【日記】15年05月27日(水) 体重60.6kg

早起きしてジョギングして原稿が快調に進んでとても気持ちがいい。
あとは世界全人類が幸せになったら、もう思い残すことはない。

五時起床。

五時二九分より公園を三六分ジョギング。
早朝、人が少なく、肌寒い。
しかし日差しはすでに鋭い。
Kraftwerkのアルバム『Trans-Europe Express』を聴きながら走る。
ピコピコピコピコ……宇宙恐竜ゼットンみたいな電子音。

朝九時に買物、それからずっと漫画原稿。
二三時半就寝。

この日ほか記事一覧


【日記】15年05月28日(木) 体重60.5kg

一日机に向かって進んだ原稿、ほんの少し。

六時起床。
昨夜寝室に入った時間の遅さが地味にダメージとなり、定時に目覚めることができなかった。
起きていても眠気に耐え切れず寝落ちしてしまう。
意識のレベルが低く、気持ちを仕事に切り替えることが困難だ。
それでも頑張って一日机に向かっている。

一四時四一分より公園を三五分ジョギング。
蒸し暑い午後、体育の授業で走る高校生とすれ違う。
向こうからはおっさんがよたよた走っているように見えるのだろうな。
Liquid Trio Experimentのアルバム『Spontaneous Combustion』を聴きながら走る。
インストゥルメンタルなのはいいことだ。

二三時就寝。

この日ほか記事一覧


【日記】15年05月29日(金) 体重60.8kg

昼頃に雨が降り始め、途端にテンションが下がる。

五時起床。
朝からずっと机に向かって漫画のペン入れ。

七時二二分より公園を三三分ジョギング。
今にも雨が降りそうな空模様、雲の高さが低い。
Mahavishnu Orchestraのアルバム『Birds Of Fire』を聴きながら走る。
インストゥルメンタルなのはいいことだ。

漫画のペン入れ、夕方頃ガソリンが切れてき集中できなくなりドラクエをプレイし始める。
二三時就寝。

この日ほか記事一覧


【本】 ケン・リュウ『紙の動物園』

アメリカのアジア人作家という意味では現代的だが、内容的には懐かしい雰囲気のセンス・オブ・ワンダー。
東洋的な部分と西洋的な部分が混じりあいそうで混じりあっておらず、一部対立しているところが興味深い。

主人公があくまでストイック。
ドラえもんで言えばのび太が主人公でない、出来杉君やしずかちゃんが主人公のような、広がらない物語が多い。
例えば表題作「紙の動物園」、主人公は生きている折り紙を使って調子に乗ることはない。
利用したり喜んだりしない。
センス・オブ・ワンダーな遊びに主人公はあくまで禁欲的な態度で接するのだ。

(いくつかの例外があるが)基本はそういうテイストの物語が多くて、そこが僕には不満だった。
もっと弾けてもいいじゃないか。
自由に物語が飛躍しない。
後天的に物語り始めた優等生が書いたSF小説のような印象。

【日記】15年05月30日(土) 体重60.9kg

エロ動画を観ていたら、セックスしている部屋(セット)に鎧騎士の像が立っている。
どういう演出なのだろうか……気になって集中できない。

八時起床。
朝から読書。
明日の読書会の課題本であるケン・リュウ『紙の動物園』 を読了。
午後から漫画作業。
一五時に外出、池袋のビックカメラで壊れたスピーカーを修理に出し、新大塚の図書館で本を返却貸出、四谷の図書館で本を返却貸出すると一七時過ぎ。
しばらく公園でドラクエ7をプレイしてから場所移動、一八時から始まる四谷のクロッキー会に参加。
漫画家志望の青年S君も来ている。
クロッキー会終了後、S君と曙橋駅近くの中華料理屋「日高屋」で夕食。
二三時半に帰宅、〇時半に就寝。

この日ほか記事一覧


【日記】15年05月31日(日) 体重60.7kg

人恋しいくせに人と会うとダメージを受ける。
ヤマアラシほどスケールが大きくない僕は、
ウニあるいは、
クリのジレンマ。

九時起床。
午前中ずっと漫画作業。
昼過ぎ家を出て、池袋のルノアールで読書会。
課題図書はケン・リュウ『紙の動物園』。
自分は今ひとつ入りきれなかったが、全体的に好評のようだ。
懇親会、そのあと池袋の居酒屋で飲み会。
時間が下るに連れ、自分と人との間に距離ができていく。
自分のコミュニケーション力の低さに落ち込んで帰宅。
ずっと明け方まで出来事を反芻し、生きていく気力を失う。

この日ほか記事一覧