日別アーカイブ: 2015年3月30日

【日記】15年03月30日(月) 体重60.7kg

最近凝っている記憶術。
イヤな思い出は紙みたいにくちゃくちゃに丸めて燃やしたら消えるという……と本に書いてあったので試していたら、燃やすだけで半日かかってしまった。
しかも一晩寝たら完全に復活!

一〇時起床。
あまりにテンションが低いので景気付けに近所の焼肉屋へ行く。
帰り、団地のあいだを通る道を歩いていると桜は満開一歩手前、いつのまにかすっかり春。

二二時に就寝したあと、寝室の暗闇で眠れない時間を過ごす。
午前〇時頃あまりの苦しさに布団から這い出る。
食事して読書すると、三時頃ようやく眠くなってきたのでまた布団に戻る。

この日ほか記事一覧


【本】『超記憶術―「ぜったい覚える・忘れない」生活のヒント』ダグラス・J・ハーマン

これは昨今の記憶術ブーム以前に出版された本で、連想を使った定番の記憶術を古いものとして一蹴している。
しかし、現在記憶術コンテストの主流は単純な記憶力で競うことはない。
テクニックを使うことが主眼になっている。
これは、単純な記憶力を地道に上げていくことを主眼になっていて、今からすればちょっと古い。
記憶術を漫画を描く技術でたとえると、
現在の主流はストーリー漫画の描き方とすれば、
この本は漫画の基本はカートゥーン(一コマ漫画)だとして、動物園クロッキーさせたり風刺漫画を描かせるようなものだろうか。
無駄ではないけれど……遠い。

【本】『地球の長い午後』ブライアン・W・オールディス

想像力の限界の世界を描くためにはドラマチックな物語はその妨げになるのだろうか。
その都度の行き当たりばったりの行動しか描かれない。
悲劇的な再会を予感させる重要な伏線が機能していないし、ラストで主人公がとった選択も人類の未来に対しては消極的なものだ。

この小説から影響を受けただろう『風の谷のナウシカ』には芳醇な物語世界が生まれたから、これは「そういう世界観モノバージョン1.0」とでも呼ぶべきものなのかもしれない。