日別アーカイブ: 2015年3月8日

【日記】15年03月08日(日) 体重60.7kg

半日かけて大阪から東京へ向かって横断。
それにしても静岡県は長い……東海道線の体感移動時間のほとんどが静岡県だ。
釈迦の手の上の孫悟空のように「世界の端まで来たぞ!」と思ってもまだ静岡、僕は静岡の上で踊らされている。

四時起床、四時半自宅を出る。
夜半まで降り続けた雨がやんでいる。
始発に乗って一路、東京を目指す。

代々木まで予定通りに移動したのだが、代々木で地下鉄に乗り換えたとき誤って別方面の電車に乗ってしまい、気が付くと築地市場。
またあわてて引き返すも大幅に時間のロスをして帰宅。
数日間家を空けていたので冷蔵庫の中は空っぽ、買物に行こうとして外を見ると薄暗い夕方。
この時刻は逢魔が時といっておばけに遭遇する確率が高い。
出歩くことを断念、そのまま家にこもっている。
疲れもあって、何もすることなくダラダラ時間を過ごし、二三時就寝。

この日ほか記事一覧


【本】『果しなき流れの果に』小松左京

三年ぶりの再読。
やはり読書一度目は確認にしか過ぎない、再読以降からやっと理解できるようだ。
いかにして人間を超えるかというニーチェ的なテーマが包有されている。
それは同時期の『二〇〇一年宇宙の旅』と内容のシンクロニシティがあり、時代が反映された作品だったことがわかる。
宇宙と宇宙から新しい宇宙が生まれるイメージは、さながら超弩級マクロな止揚(アウフヘーベン)。

小道具(電話など)は古くなっているが、この小説で扱われている本質的な問いかけはちっとも古びていない。
これからもずっと普遍的に読み継がれるテーマ。
そしてこの小説に描かれている未来(二〇一八年)は今からあと三年後……