月別アーカイブ: 2015年2月

【映画】『13日の金曜日』

一二日の木曜日に鑑賞。

こういうスリラー映画のアイコンにもなっている、ジェイソンのマスクがDVDのパッケージ。
ネタバレにもほどある、と思う。
まあこういうことはこの手の定番映画によくありがちで、『猿の惑星』のパッケージも砂に埋もれた自由の女神だった。

というわけで観たことがないのにわかったつもりで観たら、マスクをつけたジェイソンが出てこない……パッケージに騙された!
思いがけない人の思いがけない展開に心底驚いて絶叫してしまう。
心臓に悪い。

昔から僕はホラー映画が苦手で観ることができなかった。
おばけはいないとわかっているけれど、おばけがこわいと思う自分の感情を抑えることができないのだ。
こういう映画を一人で観ることができるようになった自分はずいぶん大人になったものだと思う。

一九八〇年公開のこの映画の中で一九五八年の連続殺人事件をはるか過去の事件として言っているが、
この映画の中の現在が、すでに現在である二〇一五年から三五年前。
頭がぐんにゃりする。

【食】15年02月13日

朝食:人参と新タマネギとサーモンのマリネ、ソーセージ、お握り、生ハムとトマトとサラダ菜のサラダ。
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最寄り駅近くアミューズメント・ベーカリープラスで昼食:ランチセット。
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ディキシーダイナー 練馬店でおやつ:ココア、パンケーキ。
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夕食:ご飯、トマトと菜の花のおひたし、ジャガイモとソーセージ、ご飯、シジミのお吸い物。
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【日記】15年02月13日 体重61.1kg

何をしたらいいのかわからなくなったとき、ノスタルジックな感情に浸りぼんやりと心のなかの時間旅行をする。
そのときの自分を追体験して初心を取り戻したいのだが、忘れかけていた過去の激情に身体を鷲掴みにされ身動きがとれなくなることもある。
気がつくと大声で叫び腕を振り回しあてどもなく僕は歩いている。
ひょっとして今ここにいるのは、未来の年老いた自分が時間旅行から帰ることができなくなり漂流している結果なのかもしれない。

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五時起床。

八時二七分より公園を二八分ジョギング。
寒さには慣れてきたが、花粉症シーズンの新しい要素、マスクして走る息苦しさに苦しめられる。
It’s A Beautiful Dayのアルバム「It’s A Beautiful Day」を聴きながら走る。
今から聴いてみるとノスタルジックな雰囲気しか感じることができなくて、サイケデリックさやプログレ的な要素を感じ取ることが難しい。
「Girl With No Eyes」は好きな曲だが、これもプログレというよりクラシカルな雰囲気な心地よさ。

朝から仕事、昼前にラフを編集に送る。
昼過ぎから外出、二〇一二年まで住んでいたひばりが丘へ。
駅周辺は三年前からほとんど変わっておらず、都市計画は進んでいない模様。
住宅地へ移動して写真撮影。
上を見上げると低く広がる雲、肌寒く今にも雪が降りそうでテンションは低くなる一方。
いよいよ風も強くなってきたので、電車に乗って引き上げ。
日常品を駅前のショッピングモールで購入してから帰宅すると日も暮れ一八時近く。
疲れきってダラダラと時間を過ごす。
二三時就寝。
 

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【映画】『ゲッタウェイ スーパースネーク』

僕は子供の頃から車に興味がなかったし、免許をとってからも一度しか運転したことがない。
カーチェイスも興味がわかない、というよりわからない。
普通にハラハラはするけれども、車のギミックがよくわからないので細かいすごいことはピンと来ないのだ。

この映画はカーチェイスがメインだから恐らくすごいのだろうけれども、すごいということ以上の細かいことはちゃんとわかったとはいえない。
ラストの道路を数分走るだけのカーチェイスはギミックがなく本当に走っているだけだからかえって怖かった。

色でしか車種の違いがわからない僕だから仕方ない。
スポーツカーよりもっと個性的な形の車ならもっと興味が持てたのに。
バキュームカーやミキサー車さらに言えば山鉾やだんじりや大八車や運動場に石灰でラインを引く手押し車のカーチェイスをもっとじっくり観たかった。

【日記】15年02月14日 体重60.3kg

一晩ずっと悪夢を見ては目覚め……を繰り返し、眠ることでかえって疲れる。
眠っていることが苦痛で、かと言って現実も苦痛で、夢と現実を行き来しながら責任をなすりつけあっている。

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早めの四時半起床。
朝からずっと仕事をしている。
午後、きりのいいところで中断して外出。
一五時から一七時までユナイテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞。
鑑賞後、地下鉄で移動して四谷三丁目駅へ。
ラーメン屋で急いで食事してから、クロッキー会に参加。
今日のクロッキーは珍しく、調子がよかった。
モデルさんが非常にわかりやすい骨格だったせいだろうか。

二一時会場を出て、帰宅。
二三時就寝。
 

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【映画】『ミュータント・タートルズ』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

忍者で亀で突然変異って、保険調査員で考古学者でサバイバル教官の『MASTERキートン』か! 
中学生ぐらいのときは背伸びがしたいもので、僕も例外にもれず『ミュータント・タートルズ』みたいなアニメが嫌いで、チラ見程度しか観たことがなかった。

漫画やアニメの中では成り立っているけど、本物の亀ってひび割れの質感が気持ち悪い。
においも臭いし、なんといっても形がチンポを想像させる。
なのに『ガメラ』を始めとして何でこんなにフィーチャーされるのだろう?
ひっくり返ったら自力で立てないし、そもそものろいじゃないか。
甲羅に手・足・首を引っ込めるし、守り中心で攻めじゃない。
長生きするけれども、それだってヒーロー要素じゃない。

映画冒頭のアメコミ風イラストが一番3Dで、本編より飛び出して見えた。
『アバター』でも現実的な映像よりCGエフェクトがはるかに飛び出して見えたし、何といってもIMAXシアターの最初のカウントダウンを超える3Dを見たことがない。
現実より飛び出している。
そもそも現実がリアルに見えるということも一種の刷り込み(学習)なのだから、
何を持って立体的に/リアルに見えるかということを熟知した制作者が作ったゲームやアニメが、
現実より立体的に/リアルに見えることは当然といえば当然なのかもしれない。

そういえばドラクエをプレイ中、日常に戻り買物へ行く途中、財布を忘れてきたことに気づき、
「まあいいや、途中でモンスター倒して金を稼ごう」
と思うことはアルアルだ。

【映画】『ハンナ・アーレント』

ユダヤ人虐殺などの行為に積極的に携わったわけではないが、(保身のため)やり過ごしたことで結果的に殺戮行為が起こった場合、それは手を貸したのと同じくらいたちが悪い……言うなればそれは「悪の凡庸さ」だ、とユダヤ人哲学者ハンナ・アーレントが語ったことで起こる波紋。
ナチスで官僚的立場だったアイヒマンに対して向けられたハンナの舌鋒はそれだけにとどまらず同胞にも向けられる。
ユダヤ人指導者に対しても、混乱を避けるためにナチスに対して行った協力(名簿を提供したり管理を手伝ったり)は、結果的に殺戮に手を貸したも同然の行為だと断罪する。
韓国で言えば、従軍慰安婦問題に協力した業者や時の政府や隣人たちを非難するようなもの。

ユダヤ人同胞に非難されても自分の考えていることを曲げないその勇気に対して感銘を受ける。
僕はずっと同調圧力に屈し続け言いたいことも言えない毎日だ。
勇気を、そして力がほしい。

【日記】15年02月15日 体重60.5kg

ここ二週間ばかり続いている原因不明の全身の蕁麻疹で熟睡できない。
全身痒みで気も狂わんばかりになっているそんな悪夢で目覚める。
うとうとしてはまた痒みそして悪夢の繰り返し。

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五時起床。
朝から仕事。
予想外に時間がかかり夕方までかかって終わらせ、メールで脱稿。
一七時過ぎに市場へ買物に行く。
ずっと強い風が吹いている。
今日いちにちで花粉が大量に飛散したようだ。
二二時就寝。
 

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【夢】僕はアフリカの原住民のようだ。

自分の住んでいる集落で僕は犯罪に巻き込まれる。
恐らく殺人事件で、自分は殺されてしまったようだ。
ようだ……と表現が微妙なのは、殺されたのは自分なのだが、いつの間にか殺したのが自分になって死体をどうすべきか迷っているからだ。
自分の集落から遠く離れたジャングルの上をヘリコプターで飛ぶ。
僕は犯罪を隠ぺいするため、自分そっくりな男の死体を上空から投棄して隠す。
しかし予期せぬ早さでその死体は発見される。
僕の死体が集落へ運ばれてくる。
部族の長老達が集会を開く。
自分そっくりの腐りかけちぎれた首が僕の前に差し出され、問い詰められる。
僕は激しく動揺している。

【日記】15年02月16日 体重60.9kg

ゴーグルをかけてマスクして走っていると、現実の自分と走っている自分の間に膜が張ったようになり微妙な距離ができる。
この感覚を面白がって遊んでいるうちにゲームのキャラクターを操作しているような感覚になり、
走っている自分のスピードを上げさせたり方向を変えさせたりして遊んでいるあいだにどんどん自分は身体から離れ、空へ向かって昇っていく。

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蕁麻疹の痒さと悪夢で二時過ぎ目覚め、朝まで現実と夢の境界線を揺蕩うて過ごす。
五時起床。

八時二二分より公園を二九分ジョギング。
花粉症対策して走っていると、そこまで健康のため頑張らなくても……という気持ちになる。
ゴーグルにマスクするぐらいならもう家の中にいてもいいじゃないか。
I Poohのアルバム「Parsifal」を聴きながら走る。
大仰なまでの古めかしさ、懐かしさ。
今となってはどこがProgressive(前衛的)なのかわからないが、イメージを膨らませやすい曲の流れ、叙情的かつ大仰な雰囲気、嫌いじゃない。

今日は一日ずっと仕事に集中することができた。
少し安心する。
二二時就寝。
 

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【映画】『スペシャリスト / 自覚なき殺戮者』

戦争中に相手を殺さなければ自分が敵に殺される/あるいは軍法会議にかけられる。
命令に従わないことは犯罪だ。

アイヒマンの罪は、六〇〇万人のユダヤ人をシステマチックに殺すシステムを作ったこと(人道上の罪)だ。
しかしアイヒマンの所属していたナチス(ドイツ政府)はユダヤ人の虐殺を推進しており、その速やかな執行を彼に命じていた。

時の政府の命令に従ったことに対して別の国で極刑を下されるというのは、どう考えても理屈が噛み合わない。
その政府に逆らわなかったことを犯罪として他の国で裁くことが可能なら、今この瞬間、僕らがしていることも、他の国によって何かの罪と問われる可能性があるということだ。
イスラム法に基づいた国の法律なら豚肉を食べたり飲酒したりしても罰せられるし、共産国家なら国家批判は重罪だ。

戦後、アイヒマンは第三国(アルゼンチン)に逃亡していたが、イスラエル諜報機関モサドによって拉致され、イスラエルで極刑に処された。
それが許されてナチスのしたことが許されないのなら、アメリカの原爆投下による日本人の虐殺は?
何が正しくて何が間違っているか決めることの傲慢を考えさせられる。

【本】『 奇才ヘンリー・シュガーの物語』ロアルド・ダール

数年前、異色作家短編集の『キス・キス 』を読み、なんとも言いがたい読後感に興味を持ち、続けて『あなたに似た人』を読んだ。
どちらも印象に残ったのに、見事なまでに具体的な物語についての記憶が欠落している。
言語化できない感覚だけ残っている。

この短篇集からも……特に『ヒッチハイカー』と表題作の『 奇才ヘンリー・シュガーの物語』を読んでいるとその不思議な感覚が蘇ってくる。
本を閉じた後、読んだ内容を咀嚼するために宙を見つめるが、どうも消化しにくくストレートに言葉で表現できないもやもやとした感情が僕の中で渦巻いている。
奇妙な味、そのものの作家。

【日記】15年02月17日 体重61.3kg

駅からちょっと離れたところにある図書館で資料を借りる。
行きと同じルートを歩いて帰ると、駅の手前で自分の持っているのと同じ機種の携帯が落ちているのを発見する。
ちなみに自分の持っている携帯は二〇〇五年製のガラパゴス携帯で、数年前に生産中止。
「こんな偶然あるもんやねんな〜!」
と思い拾ってみると自分の携帯だった。

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ひどい悪夢で三時頃目覚めてから眠れなくなり布団の中で息苦しい時間を過ごす。
起床時刻の五時には疲れきって目覚めることができず、かと言って熟睡もできないのでぼんやりと寝室の天井を見上げている。
七時起床。
食事を終えて外を見ると、雪が降っている。

昼過ぎから外出、雪から雨に変わり降ったり止んだり。
大塚の図書館で本の返却貸出。
耳鼻科と歯科をはしごして帰宅するともう一八時近く。
日常な瑣末なことで時間が潰れていく……
さらに身の回りのことなど資料整理やメモをとっているうち時間は過ぎ、いつの間にか二二時になり、就寝。
 

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【映画】『鑑定士と顔のない依頼人』

後味が悪い映画であっても問題提起が哲学的に止揚され結果としていい映画になり得ることはあるけれども、この映画は悪い意味で後味の悪い映画。
「策士策におぼれる」といったところ。
映画として、とくに演出はよく出来ていると思うけれども、解釈のわかれるこのラストに必然性がない……ただ単に解釈をミステリアスにするためだけに作られた「自己目的化した曖昧さ」だ。
「いかなるニセモノの中にも必ずホンモノが隠されている。見抜けなかったあなたはすでに過去の遺物」
というメッセージが上滑りしている。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督『ニュー・シネマ・パラダイス』には泣かされたけど、端々までコントロールされているにも関わらず何も心に響かないこの映画を観ていると、あの映画を観た体験自体この映画のようにニセモノだったような気がしてくる。

【日記】15年02月18日 体重60.9kg

不甲斐ない一日を送る自分が悔しくて悔しくてたまらなく、過食という自傷行為。
自傷なのに、美味しくてお腹いっぱいで気持ちええ!!
しかしその後の罪悪感のダメージが半端ない。

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深夜未明に全身の痒みで目覚める。
七時起床。
昨日に続き九時間も寝てしまい、自己嫌悪。
外はずっと悲しい雨が降っている。
ひとり部屋で座っていると何故か涙が溢れてくる。
二二時就寝。
 

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【食】15年02月18日

朝食:お握り、焼き鮭、チキンナゲットとハッシュドポテトとソーセージとほうれん草のサラダ。
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昼食:サツマイモ、マカロニグラタン、ゴマかけ鶏モモの甘辛炒め、生ハムとトマトとルッコラのサラダ。
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おやつ:ヨーグルト、チョコレート。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年02月19日 体重60.7kg

朝食はバッハの管弦楽組曲を聴きながら食事をする。
ネットを見ながら至福のひととき、組曲が第三楽章に入ったら自慰を始める。
自慰はタイマーでセット、一回二〇分と決めている。

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五時起床。
脳にエンジンがかからない。
せっかく早起きしできたのに何もできず停滞している状態が続く。
二時間ネットサーフィンしたあげく時間を無駄に使ったことで自己嫌悪……ドツボにはまっていく。

一五時一六分より公園を二五分ジョギング。
I Poohのアルバム「ミラノの映像 Alessandra」を聴きながら走る。
ノスタルジックを煮染めたような甘ったるくもムーディーな調べ。
終末が訪れ人類がいなくなったあと、夕日に染まる廃墟の片隅、レコードプレイヤーが何かのはずみで動き出し、このアルバムが悲しげに流れる……ことを想像して少し泣きそうになる。

今日もまた何も為すことができなかった。
二二時半就寝。

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【食】15年02月19日

朝食:マカロニグラタン、サツマイモ、ゴマかけ鶏モモの甘辛いため、ネギかけ豚炒めのせトマトとレタスのサラダ。
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昼食:焼き鮭、お握り、ソーセージとトマトとチキンナゲットとハッシュドポテトとレタスのサラダ。
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おやつ:グミ。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ、ヨーグルト。
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【日記】15年02月20日 体重60.3kg

スケジュール帳に書いた「今日は自慰しない!」という予定を朝五時に破ってしまい自己嫌悪。

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二時過ぎに目覚め布団に潜ったままずっと気まずい時間を過ごしているが、これ以上布団の中にいても眠れないと判断して四時起床。

一四時五八分より公園を三〇分ジョギング。
午後、走っていると
I Poohのアルバム「Parsifal」を聴きながら走る。
I Poohってはじめて聴いても懐かしい曲ばかりで、どれも同じ印象。
それはそれですごいけど差がないなあ……と思って家で確認するとそれもそのはず、このアルバムは四日前に聴きながら走っていたのだった!

ずっと一日眠気と戦いながら漫画のネームと格闘している。
寝室で本を読んでいると抗いがたい眠気に襲われ、二一時半就寝。
 

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【食】15年02月20日

朝食:お握り、ハンバーグ、煮玉子、ハッシュドポテトとチキンナゲットとトマトとソーセージとレタスのサラダ。
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昼食:ハヤシライス、ハッシュドポテトとチキンナゲット、トマトとソーセージとサラダ菜のサラダ。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【映画】『火垂るの墓』

今どき初鑑賞。
大人視点で観たからかもしれないが、自分勝手な子供の行動にイライラしている。
きっかけは戦争だけれども、この悲劇は戦争と直接関係がない。
この子たちが不幸になっていくのは、温室育ちの裕福な家で育ってしまってその外の生活に適応できなかったせい。
戦時中だから他者に目を向ける余裕は少なかっただろうけれども、それは本質的な問題ではない。
こうなってしまった結果の多くはこの子達のパーソナリティの問題で、現代だって起こりうる話。
(そもそも戦時だって、子どもたちだけで山に住むことが一般的な話ではないだろう)
親戚のおばさんが
「戦争中なのにブラブラして!」
と子供をなじるシーンがあるけれども、そういう同調圧力は今だってある。

他人に合わせる努力もしないで親戚の家を飛び出し、死ぬ必要がない妹を殺した兄の責任だ。
自分一人なら自由に生きることもいいだろうけれども、そういう判断もできない身体も弱い妹を巻き込むな。
早めに貯金を下ろせ&大人に頼れ!

【本】『What’s Michael?(1~6)』小林まこと

何と! 思っていたのと違い「マイケル」という名前だけ共通した猫のオムニバス漫画だった。実験的!

マイケルという名前のペットと飼い主の交流譚、あるいは『我輩は猫である』のような猫一人称視点の物語かと思い読み始めたら、いきなり第一話で猫のマイケルが死亡。
第二話、何事もなかったように同じトラ柄同じ名前のマイケルという猫が登場……そういうオムニバス漫画だった! 思いがけずハイブローな物語の枠組みに仰天する。
基本的に大きな物語はない、スケッチのような物語の漫画なのに背景がちゃんと描き込まれていて、流麗なデッサンで人物が実によく動き、そのギャップがギャグ漫画として面白い。
マイケルが踊ることだけは事前知識で知っていて、猫嫌いの僕からすればもっとむかつくかと思っていたが、意外と演出で、漫画のキャラ付けとしてじゅうぶん自然に成り立っている。

猫嫌いで敬遠していたけれども面白かった!

何でも読んでみるもんやねんな!

【映画】『マルサの女』

「『マルサの女』ビデオに撮ったで〜!」
そう言う友達宅に集まり、おっぱい吸うところをみんなでハァハァ言いながら観ていた高校時代を思い出す。
……そんな背伸びして観ていた印象が強過ぎて(対象年齢は今の自分ぐらいの歳なのかもしれないけれども)、僕にとって永遠に大人が観る映画。

この映画におけるバブル期の描写が、自分の記憶にあるテレビでしか観ることができなかった、大人の住む領域の話みたいで、郷愁感とともに馬鹿騒ぎの

ラストのハンカチのケレン味のある演出、僕の中ですごく映画的というか邦画的。

【日記】15年02月23日 体重59.9kg

蕁麻疹と睡眠不足は直接的に因果関係はないが、桶屋が儲かるように間接的に関わりあっている気がする。
睡眠不足から蕁麻疹……蕁麻疹から睡眠不足……

八時半起床。
全身に広がる蕁麻疹、ひどく体調が悪い。

一五時二分より公園を二八分ジョギング。
今日は少し走っただけで汗ばむ陽気。
I Poohのアルバム「ロマン組曲Un Po’ Del Nostro Tempo Migliore」を聴きながら走る。

なかなか眠ることができず、〇時半ごろようやく眠くなってくる。
 

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【食】15年02月23日

朝食:お握り、ソーセージとハッシュドポテトとチキンナゲット、サツマイモ、トマトとサーモンとレタスのサラダ。
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昼食:ソーセージとハッシュドポテトとチキンナゲット、ネギゴマ豆腐、焼きブリ、サーモンと菜の花とトマトのサラダ。
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おやつ:ヨーグルト。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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