日別アーカイブ: 2015年1月29日

【日記】15年01月29日 体重59.8kg

五時起床。

八時二二分より公園を二八分ジョギング。
相変わらず寒いけれども、ジョギングを始める前に比べると寒さに慣れてきた。
Popol Vuhのアルバム「Future Sound Experience」を聴きながら走る。
昨日ピンとこなかったので今日も引き続き聴いている。
スピリチュアルな雰囲気がどうも受けつけない。

今日は特筆するようなことは特に何もなし。
二三時就寝。

この日ほか記事一覧


【本:漫画】『羊の木(全5)』山上たつひこ(作) いがらしみきお(画)

僕は山上たつひこ氏のドンピシャ世代ではない。
ちょっと後の鴨川つばめ『マカロニほうれん荘』が小学生時代一番はまったギャグ漫画なのだが、それさえ僕が読んでいた頃は連載が終わって数年が経っていた。
リアルタイムに読んでいた頃の山上たつひこ氏作品で僕が一番好きだったのは『ええじゃない課』。
高校以降は『喜劇新思想体系』『鉄筋トミー』『金瓶梅』などをつまみ食いするように読んでいた。
そんな二〇年ぶりの山上たつひこ氏の漫画。
(いがらしみきお氏は去年『ぼのぼの』と『I【アイ】』を読んだ)

登場人物が多いけれども混乱しないように工夫がされていて非常に読みやすい。
とある地方都市に元犯罪者たちが集まる。
その街で連続殺人が起こる。
過去と現実の軋轢から、貴志祐介氏の『悪の教典』『クリムゾンの迷宮』のような心理的なサスペンスに向かうかと思っていたらそうでもない。
謎解き的な展開はそれほど重要じゃないようで、いくつか謎を残したまま一応の終わり。
一筋縄でいかないのが山上たつひこ氏らしい。

【本:漫画】『機械仕掛けの愛(1~2)』業田良家

業田良家氏は高校ぐらいから青年誌の四コマを読んでそれなりに追いかけてきたつもり。
ギャグともシリアスともとれない混じりあった作風だったが、最近は分離する傾向にあるようだ。

『機械仕掛けの愛』は同作者のシリアス志向の方向性である『空気人形』の延長線上にある。
寓話的だったリアリティラインがSF寄りになっている。
アイザック・アシモフ『われはロボット』が、二一世紀になって日本人のギャグ漫画家の手によってリブート(再起動)されるのを見る……不思議な気分。
フレドリック・ブラウン氏や藤子・F・不二雄氏を彷彿とさせるストレートなショートショート。

15年01月28日先日読んだ『ショートショートの世界』で絶滅寸前だったショートショートが、ここによみがえっていた!

個人的には『家族増員法』『罪と罰の匣』が好き。

【映画】『コン・エアー』

公開当時に観たときは典型的なハリウッド映画っぽく思っていた。
しかし去年、マイケル・ベイ監督映画を『バッドボーイズ 』から始まり『トランスフォーマー/ロストエイジ 』まで通して観たところ、単にハリウッド映画っぽいだけでない個性のようなものが見えてきた。

確かに一見、典型的なハリウッド映画っぽい印象を受ける。
それはベイ監督が映画の見映えに「っぽさ」を強調しているためなのだが、作品の中に常軌を逸したその「っぽさ」をぶちこむため、最終的には「っぽさ」が過剰にあふれ過ぎた別の何かになっている。
それはハリウッド映画のパロディのような、メタ化した似て非なるものだ。

そういうものが単に受けると思っている、ということもあるだろう。
しかし日本でビデオスルーされたベイ監督映画『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』を観ていると、そういうものが受ける状況の無意味さを笑うような高度な批評性も見え隠れする。
類型的なエピソードや演出を重ねることによってハリウッド映画の空疎さを強調している……にしては嬉々としてこういうものを作っているきらいもある。
ダイナミックな破壊シーンを作ることにもフェティッシュな関心があるのだろう。

『コン・エアー』のラストの盛り方と言ったら……一つ一つのエピソードはハリウッド映画の典型なのだけれども、それが集合するとここまで奇妙なものになるのか。
世間で思われているハリウッド映画「っぽさ」について考えさせてくれる。
(しかしベイ監督がただ単に天然で盛った映画を作る人という推測も捨てきれない)

意図を推し量ることはできない、強い個性の監督。

【食】15年01月29日

朝食:煮玉子トマト冷やしラーメン、メンマ、豚角煮、トマトと豚肉とキノコと玉ネギとキノコの甘辛煮のせサラダ菜のサラダ。
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昼食:マッシュルーム入りハヤシライス、サツマイモ、ソーセージのせツナとトマトとほうれん草のサラダ、ルッコたと生ハムのサラダ、メンマ。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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