日別アーカイブ: 2015年1月8日

【日記】15年01月08日 体重60.2kg

五時起床。
今日はずっと読書することに決める。
前日遅くに帰宅したので何度も睡魔に襲われそのたびに仮眠をとりながらずっと本を読んでいる。
二二時半頃一旦中断して部屋の片付け、朝食の用意。
二三時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月08日

こんな映画を観た! 15年01月08日
【映画】『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』:DVDで鑑賞

こんな本を読んだ! 15年01月08日
【本】『エスケヱプ・スピヰド』九岡望

【映画】『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』

ヴァーホーヴェン監督の新しい試み、筒井康隆『朝のガスパール』のように一シーンごとに観客が参加して物語の続きを作っていく。
前半はメイキングのドキュメンタリー、後半が本編。
本編はオープニング以降がアドリブで作られたにしては恐ろしく整合性があり、むしろ制限があったため奇抜な展開が出来なかったのではないかと思えるほど。

冒頭のドキュメンタリーでヴァーホーヴェン監督は
「(観客から送られてきた展開が)脚本の方向性を崩すような、マフィアが出てきたり家が爆発したりする展開ばかりで困る」
みたいなことを言っていたのだが、具体的にどんな風に困ってどう物語を修正していったのかこそ観たかった。
全部込みで八九分は短すぎる。
全編ドキュメンタリーでもよかったぐらいだ。
(むしろ完全版は特典で観るのでじゅうぶん)
ヴァーホーヴェン監督のDVDを好んで観るモノ好きならきっとそちらのほうが興味あることだろう。

【本】『エスケヱプ・スピヰド』九岡望

非常に達者な印象。
ガジェットもキャラクターも申し分がない。物語も破綻がない。
こういうSF設定のラノベが好きな読者にドンピシャ、おそらく僕も小中高生時代に読んでいたらはまっていただろう。

そのぶんあまりに予定調和が過ぎて驚くような展開はない。
FF8のような、既存する概念の延長線上でこういうものとして(ツボは押さえているけれども)
そのままのものを作ったような感じだ。
しかしまだ作者のラノベ一作目、これ以降から深みのある世界観や強い作家性が生じていくのかもしれない、
しばらくは続編を追って読んでいくつもり。