月別アーカイブ: 2015年1月

【日記】15年01月11日 体重61.2kg

八時半起床。
身の回りのこと、買物や片付けなどで一日が過ぎていく。

夕方から帰宅してFF13のプレイ。四時間半→五時間半。
進んだストーリーの殆どはムービーだった。
飛空艇みたいなのに乗って主人公たちが空をとぶのをただ観ているだけしかできないって、ゲームの醍醐味をどう考えて作っているんだろう……自分が◯ボタン押しマシーンになったようで冒険している感が半減以下。
勝手にしゃべるキャラクターとか、自動的にキャラクターがジャンプして進んでいく断崖絶壁とか、いらない要素ばかりプラスされている。
九〇年台のゲームにもこういう傾向はあったけれども、あえてこの部分を進化させるか……自分の中の悪い意味での和製ゲームを煮染めたような印象。

二三時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月11日

こんな映画を観た! 15年01月11日
【映画】『マライアと失われた秘宝の謎』:DVDで鑑賞

【映画】『マライアと失われた秘宝の謎』

余韻の冷めやらぬうちに物語が次から次へと進行する。
それがあまりにも段取りっぽくて興ざめ。
映画版ハリーポッターは僕の中で無駄に長くて鈍重だったが、ポストハリーポッターと言われているこの作品の軽さを見るにつけ、あれはあれで正しい選択だったのかと思う。

この温度の低さだったら、シリーズの続編を作られることは難しいかもしれない。
「次回でまた会おう!」
と言って去っていった主人公の味方、あるいは捕まったままの主人公の両親は(続編が作られなかったら)物語世界でこのまま待ち続けるのだろうか。
僕が途中で放り出したFF10のキャラクターが、一〇年以上ダンジョンのセーブポイントの前で立ち尽くしているかのように。

【日記】15年01月12日 体重60.2kg

七時半起床。
最近ずっと深夜に悪夢から目覚めて眠れなくなり、朝方まどろんで定時に起床できず朝寝坊する……繰り返し。
完全に一日のリズムが狂ってしまった。

周囲のことに気が取られて、悶々としながら何もできずに一日を過ごす。
ここ数日、ここ数ヶ月、ここ数年、ずっとその繰り返し!

一日のリズムを取り戻そうと早めに寝ようとして二一時に布団に入るがなかなか寝付けず、仕方なしに本を読んでいるうちに深夜になるがまだ眠れず、電灯を消して天井を見上げ真っ暗な不安が降りそそぐ地獄のような一夜を過ごす。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月12日

こんな本を読んだ! 15年01月12日
【本】『ウルトラヘヴン(1~3)』小池桂一
【本】『はじめての簡単 WordPress入門「決定版」』原久鷹:感想なし
【本】『小さな物語のつくり方』江坂遊:再読・感想なし

【本:漫画】『ウルトラヘヴン(1~3)』小池桂一

僕が高校生のとき、小池桂一氏の単行本『G』を購入していたが、ほとんど台詞のない物語で、好きな部分もあるが全体的にハードルが高く理解できなかった。
同じく僕が学生時代に好きだった漫画家板橋しゅうほう氏とタッチが似ている。
描線、ハッチングの先端が破線になって消えていくタッチ。
というより小池氏と板橋氏が共通して影響を受けているのがバンドデシネ(フランスの漫画)の作家メビウス氏ということだろうか。

漫画本流っぽくなくて、見慣れない表現(懐かしい表現、前衛的な表現)が入り交じる。
ずば抜けたコマ割り、絵の達者さ。
連鎖するイメージのスムーズさ……小池氏はおそらく絵の類似性に注意深いのだろう。
メビウス氏に似てはいるがベタがほとんどなく、白っぽい画面。
どちらかといえば大友克洋氏の漫画キャリア中期でSFを描いていた頃の画面と色味が似ている。
大友氏にくらべると質感の描き込みが多い。

【日記】15年01月13日 体重59.8kg

まどろみつつ何度も目覚め、最後に人間関係のかかわるひどい悪夢を見て目覚め、ずっと二時間ほどグルグルいやなことを考えていて余計眠れなくなり、仕方なく起きることにする。
四時半起床。

自分のサイトを去年まではWeb作成ソフトで作っていたのだが、いつのまにかこの世界はブログ中心になってしまったみたいで、イチから構築するサイトは少数派になってしまった。
自分が使っていたソフトGoLiveも二〇〇八年に販売終了、そろそろ現在のパソコンで更新することが困難になってきたので(去年からコツコツ作りなおしていたのだが)、ブログ形式に自分のサイトをリニューアルすることにした。
その調整作業で一日がつぶれる。
http://matsudanozomu.com

一六時二分より公園を二二分ジョギング。
最近よく眠れないのは運動していないからだと思い、図書館へ本の返却に行くついでに走る。
景色は冬の様相だが、日差しが比較的暖かく走っている間にすぐ汗ばんでくる。
Mike Oldfieldのアルバム「Amarok」を聴きながら走る。
脈絡がなさそうないくつかの音がいつの間にか一つに合わさり旋律を奏で始める……にしても長い! 
一曲が一時間、全体を把握するまでに時間がかかりそうだ。

就寝前にFF13のプレイ。五時間半→六時間半。
広がった世界を足で支配していく感があるからだろうか、僕のRPGの楽しみはフィールドを歩くことだ。
それなのにこのゲームはずっとダンジョンで明け暮れ、閉塞感だけしかない。
戦闘にしろ何にしろ、自分でプレイするというより誰かがプレイしているもの(段取りを作ったもの)をなぞるだけのような……間にワンクッション挟まっている感覚が拭えない。

二三時就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月13日

こんな映画を観た! 15年01月13日
【映画】『ナイトライダー』:DVDで鑑賞

【映画】『ナイトライダー』

スパイダーマンのようなヒーローものジャンル映画なのだが、主人公の能力は何と……空飛ぶ自動車に乗っているだけ!
シンプルでともすれば幼稚と思われかねないような設定なのに、シナリオが実によく練られている。
おそらく低予算映画と思われるのだが、アイデア次第でここまで面白くできるのか、と感動する。
主人公の倫理観の成長、主人公の思惑、悪者の思惑、いくつもの要素がレイヤー状に重なって協奏曲を奏でて、ラストは感動の大団円に!
思い切って物語のリアリティラインを下げて作られたからこそ、なのだろうか。

欲を言えば、ヒロインがもう少し深みがあればよかった。
お金になびくし、ヒーローにあこがれているし(すぐ騙される)、勉強できないし、あまりに俗物過ぎる。
貧乏な主人公(愛)を選択するとは到底思えないから、ラストの恋愛の成就がある意味いちばんリアルでない。

【日記】15年01月14日 体重59.8kg

やはりジョギングすると寝付きがいい。
布団に潜ったまま何時間も悶々としながら過ごす辛さから多少は解放された。
(相変わらず深夜、悪夢で目覚めてしまうけれども)
五時起床。

八時一六分より公園を三四分ジョギング。
朝八時は寒い。
露出した肌が切り裂かれるようだ。
登校途中の高校生を追い抜いて走る。
Dream Theaterのアルバム「Awake」を聴きながら走る。
少しL’Arc〜en〜Cielを思い浮かべる。
非常に僕好みな曲の雰囲気。

夕方までずっと仕事。

就寝前にFF13のプレイ。五時間半→六時間。
召喚獣オーディンに何度も殺され、コントローラーを放り投げる。
ゲームを批判する前に自分のこらえ性がなくなったことを反省すべきだと我ながら思う。

二二時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月14日

こんな映画を観た! 15年01月14日
【映画】『ザ・イースト』:DVDで鑑賞

【映画】『ザ・イースト』

「ザ・イースト」というカルト集団であるテロ組織に潜入する主人公。
はたしてカルト集団に潜入して、自分の考えを保ったままでいることができるのだろうか。
僕の経験で言えば、政党や宗教に入った友達と話していると、どこまでが組織の意見でどこまでが相手の意見か聞いていてわからなくなる。
僕自身もどこかに所属しているわけでないが、とある事象に対して持っている自分の意見がそもそもどうしてそういう意見になったのか突き詰めて考えてくとわからなくなる。
考えて考えて先天的・後天的なものの要素を因数分解した先には結局、言語化できない好きこのみが残るだけだ。
その好きこのみを御旗に振りまわすことに躊躇してしまう。

そこまで考えない人が自分の気持を押し付ける強さを持っているとひそかに僕は思っている。

【日記】15年01月15日 体重60.0kg

四時半起床。
猛烈に眠いけれども、頑張って起床する。

朝八時二二分より公園を分三四分ジョギング。
どんより曇った空の下、陰鬱な気持ちで走る。
King Crimsonのアルバム「Three Of A Perfect Pair」を聴きながら走る。
第一期のクリムゾンはあれだけ好きだったのに、聞き続けることが苦痛になるぐらい退屈。

ジョギングから帰ってきたら雨が降り出す。
買い物に行けなくなり一日の食事をありあわせのもので済ませる。

朝から晩までずっと仕事。

就寝前にFF13のプレイ。六時間→七時間半。
召喚獣オーディンをやっとのことで倒し、次のエリアへ進む。
移動だけが続き話が核心に進まず、観ていてイライラする。
選択できる行動範囲が狭くプレイしている感が少ないから一層そう思う。

午前〇時就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月15日

こんな映画を観た! 15年01月15日
【映画】『悪魔は誰だ』:DVDで鑑賞

こんな本を読んだ! 15年01月15日
【本】『廃墟少女』尚月地

【映画】『悪魔は誰だ』

韓国映画でを観るときいつも思うこの違和感。
ハリウッド映画で考え方の違いに違和感を思うことは少ない。
人種の見栄えが離れているから文化の違いも受け入れやすいからだろうか。
しかしルックスが似ている同じアジア人の中国/香港映画でも違和感は少ない。
人間離れしたアクション、あるいは歴史の特殊さから、人種は同じだが別の世界だという認識があるからだろうか。

韓国はなまじ日本人とルックスが似ていて文化的にも共通項が多いから、少しずれた部分が余計に目立つということだろうか。
フロイトの言う「微差のナショナリズム」だ。
似ている同士は、自分のユニークさを強調するため小さな違いを強調する。
この心理が民族主義の対立を生み出すという。
同じ一神教から別れたユダヤ教、キリスト教、イスラム教の対立も同じ心理だ。

アイデア、プロットは文句なしに面白い。
韓国映画のレベルの高さを思い知る。

しかし、この映画の物語も韓国ならではの着地をする。
(違和感の正体は韓国特有の「恨」?)
これが日本からみると、感情論で物事を決める遵法意識の低さに見える。
韓国から裏返しに日本を見ると、情がなくて法律に振り回されているのだろう。

作品は、それぞれの社会システム(文化のハードル)に寄り添っていて、その中で自覚的であれ無自覚的であれ、越えることは困難。

【本:漫画】『廃墟少女』尚月地

自分のフェティッシュな嗜好に対して忠実に向き合う作者の姿勢に感動する。
決してひとりよがりでなく、商業的に抑えなければならない部分と折り合いをつけている。
漫画自体は僕の好みにドンピシャなわけではないが、独創的な画面作りに何度も本を開いては読み耽る。

描きたいことと、興味のないことのギャップが大きい。
物語的にも緻密な設定を作るところと描かないところの差が激しい。
描きたい背景と、手前のキャラクターの中間が全くの空白なのに違和感を覚えさせないテクニック……あるいはそういう画面作りの妙というべきか。
漫画家の絵と物語のこだわりは比例する……僕がいつも思うこと。

あとひとつ、デジタルで仕上げているのにアナログっぽい画面作りが素晴らしい。
ゲームの話に脱線するけれども、
FINAL FANTASY6から7へ移行するとき(スーパーファミコンからプレイステーション)、3DCG中心になって天野喜孝要素が消えていった。
今思うとハイスペックなマシンで何故2Dを極めるような方向に進化しなかったのか。
アナログ的な天野喜孝要素を活かす方向だったら、現在の日本のゲーム界でどんな表現を観ることができただろうかと夢想する。
あれが日本のCGの分かれ道だったと思う。

逆に、アニメ監督の高畑勲氏は『ホーホケキョ となりの山田くん』『かぐや姫の物語』で、(いかにもCGアニメらしい表現ではない)CGを使うことによって本来の絵の持ち味をより活かす、かえって新鮮な表現を創りだした。
それをこの漫画の中に見る。

【食】15年01月15日

朝食:おにぎり、焼きメカジキ、スイートポテト、トマトとソーセージとチャーシューととほうれん草のサラダ。
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昼食:冷かけうどん、ゴマネギ豆腐、海苔巻きモチ、スモークチキンとほうれん草のサラダ。
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夕食:ヨーグルト、豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年01月16日 体重60.5kg

五時起床。
猛烈に眠いけれども三〇分だけ仮眠して、午前中ずっと原稿。
完成したので編集部へメールで脱稿してから外出。

昼食をとるつもりで入った店が思いのほか混んでいる。
四〇分待たなければならない、と言われたのであきらめて店を出る。
以前から気になっていた武蔵野うどんの店に入る。
猫が店の前で客を威嚇している。

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その後、駅前のショッピングモールで買い物をしてから一四時半頃帰宅。
夕方、再び眠気に襲われ一時間ほど仮眠。

就寝前にFF13のプレイ。七時間半→九時間。
主要キャラクターのエピソードが要所でムービーで挿入されているけれども、物語の勢いが削がれて、腹立ち混じりで眺めている。
あまりにも現実とかけ離れて一般化しにくい事象なので感情移入しにくい。
ファルスによってルシにされる気持ちなど、この現実世界に生きる僕にわかるわけがない。
ルシに課されたその使命よりもエデンに闘いを挑むことを選ぶ……ってどういう心理状態なんや!

二二時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月16日

こんな映画を観た! 15年01月16日
【映画】『エイリアン バスターズ』:DVDで鑑賞

【映画】『エイリアン バスターズ』

ショッキングな冒頭……コストコの警備員が宇宙人によって殺され皮を剥がれた死体で発見される。
そこからボディ・スナッチャーのような隣人の中身がすり替わっている恐怖モノに移行するかと思ったら、途中からその設定はほぼ忘れ去られてしまう。
じゃあ何のために彼の皮は剥がれたのだろうか?

それ以外にも、
スケボーで襲われた少年は?
なぜ退役軍人は皮を剥がれず内臓を食べられていたのか?
人間の皮を被った宇宙人が人間の女をセックスに誘ってどうする?
そもそも何のために宇宙人は地球を滅ぼそうとしているのか?
……などなどいろんな疑問が解決されずに物語は進んでいく。

さらに主要人物の一人が
「実は宇宙人だったが、人類愛に目覚めた」
とか言って最初の設定を忘れた頃に仲間になるのだが、そもそも宇宙人は人間を殺して皮を剥いで入れ替わってるのでは?
もともと、そいつの中に入っていた人間(死体)のことはスルーか!

確信犯でデタラメやっているのだろうし、そもそもこういう映画にそこまでの背景を求めても仕方がない。
この映画が面白かった人は「こりゃこういうもんだ!」と笑い飛ばせるぐらい映画を見慣れていているのだろう。
僕はまだまだ見慣れるほど映画を観ていないので、イマイチだった。
もっと映画鑑賞に精進しなければ……

【映画】『ホビット 決戦のゆくえ』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

第一作目からリアルタイムで劇場で鑑賞、ホビット最終作まで一三年間鑑賞した感想……特になし。
すごい戦争が起こっているけれども、最初から最後まで自分とは関係がない他人ごと。

映像は綺麗、アクションは興味深い、でもそれはプレステ(特に10)以降のFINAL FANTASYのごとく他人がプレイしているゲームのムービーをひたすら観ているだけみたいだ。
冗長な割に物足りない。

【本】『大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解』紀田順一郎

SFの章、「宇宙の秘境魔境50」にオオウケする。

(19)ゴリラうしの急襲
上半身がゴリラ、下半身がうしの巨大怪物。かに星雲の宇宙人にあやつられて宇宙船をおそう。

(36)けんかずきのねこ宇宙人
地球から3000光年離れたところに、ねこ宇宙人のすむ星がある。ねこ宇宙人は、体長2.5メートル、けんかずきで、いつも戦争をしている。

(44)子どもを産む星
生きている星の中には、子どもを産む星がある。子どもは、流れ星になって、ぞろぞろと親星のあとについて宇宙をさまよい、宇宙線をすって、500年経つと、親星より巨大になる。

絵とキャプションが傑作。
具体的な場所と、具体的な数字がリアリティを担保している。
……というかここまで具体的なウソをなぜ自信持っていうことができるのだろう?
想像力にブレーキがない強さ……僕は中途半端な自分の知識が邪魔をして、弾けることすらできない。
オオウケしているだけでなく反省することしきり。

【本:漫画】『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1)』浅野いにお

物語は巨大宇宙船が東京上空に現れ、それが日常化した世界。
大震災後、非日常が日常に変わった風景を巨大宇宙船に象徴して描く。

重厚なアナログ風タッチの背景。
どこまでがデジタルでどこまでがアナログか判別しがたい。
デジタルとアナログの新しいアプローチ、融合。

一方で擬音やタイトル、枠線など同時に漫画という構造を解体する作業も行っている。

物語、絵、表現……幾層のレベルの新しいことが絡み合って描かれたこの作品は、間違いなく現代漫画の最前線だ。

【本:漫画】『ASTRONAUTS(全3)』沖一 (作画) 史村翔 (原作)

おそらくロケット打ち上げが日常化している近未来の物語だが、宇宙でやっていることが今と変わることなく、実験や衛星のメンテナンスだけ、商業/冒険目的のミッションがない。
八〇年代初頭に宇宙飛行のリアルを描いた漫画と変わらない現代なんて、そんな未来(二〇一五年)なんてイヤ過ぎる!
……と昔から今に思いを馳せる。

【本:漫画】『キーチVS(8~11)』新井英樹

先日ようやく最終巻を読む機会を得たのでさかのぼって読み返す。
結局、最後まで読んでも主人公のキーチが具体的に何をしたかったのかわからなかった。
僕にとって新井英樹氏の漫画は難しい……どう捉えたらいいのかわからない。

大学生の頃、後輩が僕にこう言った。
「漫画を描こうと思っていたんですが、『ワールド・イズ・マイン』を読んだらそういう気持ちがなくなるぐらいショックを受けました」

『ワールド・イズ・マイン』も『キーチVS』も抜群に面白い漫画だ。
新井氏は連続して興味を引く (プロットとしての) クリフハンガー的な面白さを熟知していて、読みだすと途中で本を手放すことができなくなる。
そしていつも主人公の破壊衝動のようなものや鬱屈した感情に圧倒される。
最後は、圧倒的な迫力の前に何が起こったのか把握できずに茫然としてしまう。

おそらく新井氏は物語中の「主人公が社会と対立して起こす化学反応」に興味があって、その過程の先に何が起こるかは目的としていないのだろう。
『キーチVS』のクライマックスは、震災やオウム信者の逮捕など時事ネタが取り入れられ、臨機応変に物語が変化していることがわかる。
作中の社会だけでなく現実の社会とも化学反応しているのだ。

結論を見るために描く、その行為自体が重要。
僕の文脈にはない思考だから捉えにくい。

【日記】15年01月17日 体重60.8kg

前日観た映画『エイリアン バスターズ』の影響からか宇宙人のタコの触手が風呂場で増殖する夢を見て深夜絶叫。
自分の声で目覚める。

五時起床。
ずっと意識に霞がかったような眠気、シャワーを浴びても爽快感がない。
朝食後ついに眠気に負けて机にうつ伏したまま、泥の中に引きずり込まれるように眠ってしまい、起きることができなくなる。
朝から部屋片付けをしているが終えることがないまま午後から外出。
ユナイテッド・シネマとしまえんにて映画鑑賞。
新大塚の図書館で本の返却貸出、駅前のマクドにて読書。
一七時一五分に丸ノ内線に乗って移動、一八時より四谷のクロッキー会。
自分がうまくならないのは持続させる強さがないからだと実感。


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会は二一時に終わり二二時に帰宅。
二三時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月17日

こんな映画を観た! 15年01月17日
【映画】『ホビット 決戦のゆくえ』:ユナイテッド・シネマとしまえんで鑑賞

こんな本を読んだ! 15年01月17日
【本】『ASTRONAUTS(全3)』沖一 (作画) 史村翔 (原作)
【本】『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1)』浅野いにお
【本】『大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解』紀田順一郎
【本】『キーチVS(8~11)』新井英樹

【日記】15年01月18日 体重60.6kg

疲れがたまるほど忙しくもないのに、ちょっと睡眠不足が続くとすぐにペースが乱れ起きることができなくなる。
定刻の五時に起きるつもりが八時半起床。
自己嫌悪ではや一日が台無しになったような気持ちになる。

一五時三一分より公園を二一分ジョギング。
ジョギングついでに図書館で返却貸出、公園の外周の林の中を落ち葉をまき散らしながら走る。
一周終えて図書館の前に到着すると汗ばむほど暑い。
Popol Vuhのアルバム「Hosianna Mantra」を聴きながら走る。
パンチはないけれども聴き心地が非常にいい。

午前中に部屋の片付けやメモを終えて午後からバリバリ仕事をするつもりが、エンジンがなかなかかからなくていつの間にか一日が終わっている。
僕の人生はこうやって終わるような気がしてならなくて、さらに焦ってジタバタ。

二二時半布団に入るが、朝に寝すぎて眠くならず四苦八苦。
眠くなるまで本を読んでいると、けっきょく午前〇時近くになってしまう。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月18日

こんな本を読んだ! 15年01月18日
【本】『大好きが虫はタダシくんの』阿部共実

【本:漫画】『大好きが虫はタダシくんの』阿部共実

冒頭の『乙女心』『ドラゴンスワロウ』あたりはボケとツッコミがはっきりしたギャグ漫画。
ラスト表題作『大好きが虫はタダシくんの』あたりはガラリと作風が変わり、マイノリティーに属するキャラクターから見た生きにくい現実を描いた、比較的リアルな漫画。
一見すると作風が異なるけれども、細かく読んでいくと両方共コミュニケーションの齟齬についてが物語の主眼(および感情的な起点)なので、同じことを違う切り口で描いている同工異曲のようなものなのかもしれない。

【食】15年01月18日

朝食:おにぎり、鶏モモの唐揚げ、サツマイモ、ソーセージとトマトとレタスのサラダ。
(ヨーグルトは食べなかった)
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昼食:ワカメとエノキの味噌汁、アボカドマグロ丼、ソーセージとトマトとレタスのサラダ。
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おやつ:ヨーグルト。
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夕食:豆乳にフルーツグラノーラ。
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【日記】15年01月19日 体重59.5kg

悪夢から目覚め眠れなくなり四時半起床。
朝九時に一〇〇〇円理容室に入り髪型を整えてもらう。
自転車をショッピングモール前に停めて着替え、走りだす。

九時二九分より公園を二三分ジョギング。
冷たい空気がもはや気持ちいい。
Mike Oldfieldのアルバム「Tubular Bells III」を聴きながら走る。
……他の「Tubular Bells」との差があまりわからない。
一日、自宅の片付けと資料の整理。

就寝前にFF13のプレイ。九時間→一〇時間。
フィールドを行ったり来たりできなくてひたすら移動させられるだけなので、主人公が成長してもそのぶん敵が強くなったところに移動させられるだけ、強くなったことを実感できない。
ただ単にHPとダメージを与える数値が上がりエフェクト(効果)が大げさになるだけ。
何かが根本的に間違っている。

二三時半就寝。

               ◇

こんなもの食べた! 15年01月19日

こんな映画を観た! 15年01月19日
【映画】『恋する惑星』:DVDで鑑賞

【映画】『恋する惑星』

思いが先走る若者の恋愛。先走りすぎて完全に気が狂っているとしか思えない。
今で言うとストーカー……というか当時でも家宅侵入罪だ。
文化の違いとかそういうレベルを超えて非常識。
それでも可愛いから許されるという現実。
こんな気違いみたいな女に滅茶苦茶に振り回されたいよ。

二〇年前の映画だけれども、僕と同世代の人たち(厳密に言うと少し歳上)が出ていて、それもそのはずぼくが大学生のときに公開された映画。
当時の雰囲気がほんのり香る。
これが公開された一九九四年の正月、僕は大学の研修旅行で初めてヨーロッパに旅行したんだっけ。
音楽の相乗作用もあり、強烈なノスタルジック(郷愁)を想起させられる。