日別アーカイブ: 2014年9月6日

【本】『珈琲時間』豊田徹也

ゆるやかに共通する世界で進行するコーヒーに関する物語を集めた短篇集。

SFや日常モノ、ハードボイルドなど扱うテーマは広いが、『童夢』以前の大友克洋氏の作品のような……日常をのある瞬間を切り取った物語が多い印象。

前作『アンダーカレント』では女性キャラクターが女性に見えなくてはじめは混乱したものだが、今作では完全に安定していてむしろ女性キャラクターが魅力的で、幅広く細やかな描き分けがなされている。

あえて見せ場が淡白に演出されているのだろう、抑制の効いた表現から逆に鮮烈な印象を受ける。

【日記】14年09月06日 体重59.8kg

五時起床。

六時五九分より公園を四四分ジョギング。
曇天だが、湿度が高いうえに暑い。
汗みどろになって走る。
普段よりスピードが出ない。
Gryphonのアルバム「Gryphon」を聴きながら走る。
いろんなケルト音楽の聴き比べをしたことがないせいで、細かい違いを認識できない。
アルバムの曲の差がわからず、どれも同じに聴こえる。

身の回りのことだけで時間が過ぎていく。
午後、映画を観てから家を出る。
新大塚の図書館に寄ってから、新宿のTSUTAYAでビデオを返却、世界堂で買い物、新宿三丁目のラーメン屋「鈴蘭」にてエビつけ麺を食して、四谷三丁目のクロッキー会に参加。
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二一時のクロッキー会終了後、六本木へ、漫画家の榎本由美さんの個展に寄って漫画業界のことなど話して帰宅。
アルコールを飲んだので少しフラフラする。
午前〇時過ぎ就寝。


こんなもの食べた!・・・14年09月06日

こんな映画を観た!・・・14年09月06日
【映画】『燃えよドラゴン』:衛星放送にて録画したものを鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年09月06日
【本】『珈琲時間』豊田徹也

【映画】『燃えよドラゴン』

少林寺の高弟リーは、兄弟子であるハン主催の武術トーナメントに国際情報局の要請で参加することになる。
しかし準備のため帰郷したとき、リーは父親からハンの手下に妹が自害させられたことを告げられる……という話。

初めてちゃんと観たブルース・リー映画。

確かにブルース・リーの格闘シーンは格好いい。
スピードが速くて技の切れもある。
しかし、あの変な髪形は格好いいと到底思えない。
ルックスが読み切りの頃の『北斗の拳』ケンシロウそっくりなのだ。
ラオウと戦っている頃のケンシロウならまだ理解もできるのだが、何故に読みきり時代!

しかも普段の声は低いのに、戦うときだけ素っ頓狂に高い声を出す。
怪鳥かと思った。

【本】『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』宮崎夏次系

SFと言ったらいいのかファンタジーといったらいいのかジャンル判別が難しい短篇集。
過剰なまでに情感豊かなことは確か。

自分の中でこの作家をどう捉えたらいいのか整理がつかない。
第一印象で湧き上がってきた感情は恐怖?

幼いころに読んだ怪奇漫画があまりにおぞましく手元に置けなくてもう二度と読めないようグルグル巻きに縛り土手に捨てに行った……この本を読んでいると、そんな忘れかけていた記憶と感情がよみがえる。