日別アーカイブ: 2014年9月3日

【日記】14年09月03日 体重59.5kg

五時起床。

八時二〇分より自転車にて外出、九時半に小金井公園(自宅から一三キロ離れている)に到着。
資料撮影のため、江戸東京たてもの園を見学。
夏休みが終わり、朝一番のため撮影当初は僕の貸切状態だったが、時間が経つに連れカップル、友達連れの客が増えてくる。
曇天の下、僕は一人じめじめと歩く。
二時間ほどで撮影に飽きてくる。
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一二時前、たてもの園を出て企画展へ移動、「ジブリの立体建造物展」を鑑賞。
アナログとデジタルの境界線が興味深い。
『となりのトトロ』など、アナログのセル画の線がおそろしくきれいなことに今更ながら気づく。
学生時代、大友克洋氏のリアル表現にショックを受けて以来、ジブリアニメの線の単純さに物足りなく思っていたのだが……
もう一度ちゃんと観直してみよう。

一二時半に公園を出て、空腹でふらふらしながら自転車を漕ぐ。
西武柳沢駅近く新青梅街道沿いのラーメン屋「藤亭」にて油麺。
綺麗とはいえない外観で入ることを躊躇したが、思いの外おいしかった。
一四時ごろ帰宅。

ネームなど、机にずっと向かっているが集中できない。
二三時就寝、疲れでなかなか眠れない。


こんなもの食べた!・・・14年09月03日

こんな映画を観た!・・・14年09月03日
【映画】『マチェーテ・キルズ 』:DVDで鑑賞。
【映画】『ダラス・バイヤーズクラブ』:DVDで鑑賞。

【映画】『マチェーテ・キルズ 』

ダニー・トレホ演じる「マチェーテ」が国際的陰謀に巻き込まれながら戦う……という体の架空のB級アクション映画の続編。

オープニングは宇宙を舞台にした次回作の予告編から始まる、といった凝りよう。
設定だけでいくつもの入れ子構造になっている。

リアリティラインの低さと徹底的なまでのベタなネタ。
乳首からマシンガン……の後のくだりは思わす笑ってしまう。
しかしチャチさを笑うという感じでなく、あくまでこんなお金をかけてバカなことをやってますよ、というイメージ。

しかし前作に比べあきらかに情報過多。
展開が速い上に二転三転、キャラが多い。
何がやりたいのか途中でよくわからなくなってくる。
それも含めてB級ということならそれはそれで成功しているのかもしれないが、はたしてそれは当初から意図したものだったのだろうか。
撮影から完成にいたる間のどこかで、やむなくそちらに寄せていったような匂いがする。

【映画】『ダラス・バイヤーズクラブ』

ロデオ・カウボーイ(典型的なアメリカ男)の主人公が、エイズに感染してはじめて自分の偏見に気づき、差別と向き合い、他人のために頑張ろうとする話。

『エイズ版シンドラーのリスト』あるいは『エイズ版ソハの地下水道』といったところ。

最初は自分自身が必要にかられて薬の売買をしていたのだが、次第にそういうレベルでなくなり、他人のために身を削ること自体が目的になって、主人公は「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立、のめり込んでいく。

決定的に主人公の意識を変える出来事があるわけではないが、三歩歩いて二歩下がるようなスピードで彼は前進していく。

正直、最初は主人公を含め周囲の感染者の自業自得感が強い。
仲間と注射針をシェアしたり(ドラッグまみれ)、不特定多数の相手と性行為したり、エイズ宣告されても構わず女を引っ張りこんで乱交……

しかし聖人とは到底いえないような、普通に考えたら同情できない類の人間だからこそ、そこからの行動にリアルさがあるのかもしれない。