日別アーカイブ: 2014年9月2日

【日記】14年09月02日 体重59.8kg

五時起床。

七時一分より公園を三九分ジョギング。
雨上がり、空は澄み、公園の地上付近に水蒸気が漂っている。
樹々の間から太陽の光が放射状に広がり地面を照らす。
天使が降りてくるような、荘厳な雰囲気。
Goblinのアルバム「Il Fantastico Viaggio del Bagarozzo Mark」を聴きながら走る。
公園の朝の美しさと相まって、聴いていて心地よい。
むしろ素晴らしい!
『サスペリア』などホラー映画の音楽担当だけで記憶されるているだけならもったいない。

ようやく自分の中で次に何をすべきか具体的に固まってきた。
次の仕事に向け、部屋の片付けと資料の整理。

オナニー一日一回の修行中。
昼間ムラムラしたら、激しいスラッシュメタルを聴きながら近所を一周する。
セミを観察したり、樹を仰ぎ見たり。
すると不思議なぐらい性欲がおさまる不思議。
オナニーを制するものが世界を制することができると信じている。

二二時半就寝。


こんなもの食べた!・・・14年09月02日

こんな映画を観た!・・・14年09月02日
【映画】『ミスティック・リバー』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年09月02日
【本】『まっすぐ天へ』的場 健 金子 隆一(監修)
【本】『ハードボイルド』フランク・ミラー&ジェフ・ダロウ

【本】『ハードボイルド』フランク・ミラー&ジェフ・ダロウ

ストーリーがわかるようでわからない。
自分が人間だと思っていた男が実はロボットで、それを認めることができなくて大暴れする、といったところだろうか。
とにかくわかりにくい。

大友克洋氏、メビウス氏とも似ているが、描線に特徴があり、ミリペンで描写したかのごとく線に抜きがない。
抜きがないことと関係しているかもしれないが、効果線やスピード線の表現がない。
連続した絵を何枚も重ねることで動きを表現する。

表情や服を陰影でなくしわで表現、歯茎まできっちり描くところ、釋英勝氏の『ハッピーピープル』を彷彿とさせる。

圧倒的に魅力があるのは、細部まで描き込まれた一枚絵の破壊シーンだ。

ちゃんとカラリストがついているのに、塗り方が雑で選択範囲がずれていたり、全体的に中間色で補色関係の配色が多くて気持ち悪い雰囲気になっていることが残念。
もっとスタイリッシュにできたはずなのに。

【本】『まっすぐ天へ』的場健 金子隆一(監修)

国でなく民間で、宇宙エレベーター建設に懸ける男達を描いた漫画。
兄弟で宇宙を目指す点、宇宙兄弟に似ていると言えなくもないが、扱う題材がちょっとマイナーなのと抑え気味の演出が明暗を分けたのだろうか。
物語が半ばで終わっていることが非常に残念!

今までいろんな漫画を見てきたが、耳の中を描かない表現で描く作家を初めて見た。
描線でなくベタで陰影を表現する絵柄なので、光が強く照らすことによってコントラストが上がって耳の陰影は消えてしまうという解釈なのだろうか。
ほかの漫画も読んで確認してみよう。

前述のように陰影をベタで形をとって描く硬い絵柄なのに、漫画として動きがある。
相当デッサン力がないとできない。

【映画】『ミスティック・リバー』

三人の少年は幼なじみ、ある日目の前で見知らぬ大人に一人が誘拐されてしまうが、その場に残る二人は助けることができず見ているだけだった。
幸い、誘拐された少年は逃げ出すことに成功したが、それ以来三人は疎遠になる。
それから数十年、彼らの街である殺人事件が起こり、三人はふたたび運命の渦に巻き込まれていく……という話。

クリント・イーストウッド氏の映画は、僕みたいな映画の素人には優しくない。

人間関係の相関図をメモしながら観ている。
おそらく手元に何もなかったら、僕は内容を理解することが困難だったろう。

一時間経っても物語の核心に至らず、イライラする。

ショーン・ペン主演の映画で、名前がショーンというケビン・ベーコン演じる刑事が出てくることも混乱する原因のひとつ。
ショーン・ペンの役名をショーンにすべき!
それができないなら、この映画を観た観客が混乱しないようショーン・ペン自身が改名するというのも手だと思う。

二時間でやっと物語の核心に至る。

結論としては考えさせられる作品で大変面白かったのだけれども、欲を言うなら、もう少し映画の素人にもわかりやすく作っていただけたらありがたかった。