日別アーカイブ: 2014年8月31日

【映画】『ジャイアンツ』

保守的な風土テキサスへ嫁いだ女性が理想を失わず家族とともに成長していく話。

登場人物がみな多面性を持っていて、ひとつの言葉で表現できない。

レズリー(エリザベス・テイラー)は保守的な土地柄でも自分の理想を守ろうとして、夫のジョーダンと対立する。
夫のジョーダン(ロック・ハドソン)はその土地柄を象徴する保守的、権威主義的、差別主義的。

理想主義と保守主義、二人を結びつけるものは愛の一点のみ。

ジェット(ジェームズ・ディーン)は、学はないが新しい価値観を持っていて、保守的で世間体を気にするティラーの夫より多様性があるように描かれている。

途中、価値観の違う夫とすれ違いになり、エリザベス・テイラーとジェームズ・ディーンが結ばれるのかと思ったら違う方向に。

ジェームズ・ディーンは成金となり理想を見失っていく。
「メキシコ女を妻にした具合はどうだ」
とティラーの息子を侮辱する。

変化するものと変化しないものがこの映画では重要なのだろう。

人間は立ち止まっているように見えても足元を流れる泥土(時間)に引きずられていくように、少しずつ流されて(変化して)いく。
三歩進んで二歩下がるように揺り返しを繰り返しながら。

変化することが必然の世界において「時代に抗う」ことが「変化しないこと」で、守るものを守りきった男は他の一様に変化している人達と比べると、実は相対的に「別の方向へ変化している」のかもしれない。

静電気は「運命の出会い」の表現。

【本】『精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)』ジークムント・フロイト (著) バラエティアートワークス(企画・漫画)

フロイトの代表作『精神分析入門』『夢判断』を伝記も交えて漫画化。

あの膨大な内容をどうやってまとめたのかと思って読んでみたら、まあそのぐらいの内容でしょうな、という感じ。
あまりにも常識的すぎて特記すべきこともない内容。
現代ではもはや、潜在意識、コンプレックス、ナルシズム……などという精神分析で生み出された概念は、本や映画を読み解いたりするときの前提となっている。

普段から本を読まないような人なら、この本を読んで得るところもあるだろけれど……

【日記】14年08月31日 体重60.2kg

就寝中、蚊に足を刺され、たまらず仕事部屋へ行き痒み止めを塗っているうちに目が覚める。
五時起床。
この時刻でもほんの一週間前は明るかったのに、今は真っ暗。
冬かと思うぐらいの寒さ。

七時一一分より公園を四二分ジョギング。
早朝は寒いのに七時に走るともう日差しがきつい、この微妙さ加減。
Gentle Giantのアルバム「Octopus」を聴きながら走る。
……何も印象に残らない。

午前中はキャラクターデザイン。
図書館で資料の返却貸出ついで、マクドにて昼食を購入。
午後は今後の展開を(いろんな意味で)考えている。

二二時半就寝。


こんなもの食べた!・・・14年08月31日

こんな映画を観た!・・・14年08月31日
【映画】『ジャイアンツ』:DVDで鑑賞。

こんな本を読んだ!・・・14年08月31日
【本】『精神分析入門・夢判断 (まんがで読破)』ジークムント・フロイト (著) バラエティアートワークス(企画・漫画)